田中角栄と国土建設: 「列島改造論」を越えて

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120034732

作品紹介・あらすじ

土建宰相を軸に描いた建設業と政治の戦後史。

感想・レビュー・書評

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  • 古来より権力者は土木事業を好む。
    政治というのは飯が食えない、子供を学校にやれないという悲しい状態から抜け出すことを先決に考えなけれbあいけない。現実を考える。

    田中にとって、自然とは人間が生きるために改善すべきものだった。田中は後年、水にこだわり続ける。下線総合開発、水力発電、砂防ダム、水を治め、水を利用し、豪雪も水という資源にすべく挑戦を続けた。

    田中は71年の都知事選挙で自民党幹事長だったが大敗した。田中は東京都民のことはわかってなかった。
    総理になってからの解散選挙でも、都民の生活逼迫を理解していなくて敗れている。

  •  田中角栄氏を、政略戦争としてでなく政策戦争の1人として捉え、高度経済成長の立役者と位置づけている点が凄い。今までに無い『田中角栄の観点』なのだが、実は同じことを何度も何度も言っているようで疲れるのだ。さらに政策戦争としての田中角栄という見方に、深みが無い点がマイナス。

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