夢は枯れ野をかけめぐる

  • 中央公論新社 (2008年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784120039713

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間の深い感情や現実を描いた作品で、特に「失うものがあるからこその人生」というテーマが印象的です。主人公の羽村祐太がご近所トラブルに巻き込まれる中で、ミステリー要素よりも家族や介護といった切ない現実が...

感想・レビュー・書評

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  • 久々西澤さん読んだ。
    面白かった
    相変わらず一見なんの取り柄もない男がめっちゃいい女に好かれるという構図
    本人の認識がどこまでも低い、ように見えるけど
    実は自覚あり、なのか、といつも思う
    お弁当は非常食ってのが言いえて妙だなあっと
    緊急事態がもうあっちこっちで起こってるんだよなあーと
    ちょっとゾッっとした

  • ミステリーとしては物足りないんだけど、本書の魅力はそこではないと思いました。ラストの台詞にグッときます。失うものがあるからこその人生じゃないですか。誰だって、そうでしょ?

  • 早期退職者の羽村祐太がご近所トラブルに巻き込まれて、でも華麗に事件を解決!っていうシリーズかと思いきや、ちょっと最後の話は切なかった…。
    やっぱり認知症介護とか家族トラブルとか悲しい現実が見えてくるのと。
    最後の雪子さんの「失うものがあるからこその人生」って、そうなんだろうな。

  • この作家さんの本は、どれでも感想を書くのに困ってしまう。なぜなら、感想を書こうとすると本の内容に深く関わってしまうから、何時の間にかネタバレ、という事になりかねない。今回は、先の話が次に関わっていく連作短編集。メインのテーマは「介護」なのかな?田野倉も介護しているので、これは身につまされる事ばかり。する側とされる側の対比が上手い。この作家さんは「女性が書いてるんじゃ?」と言いたくなるほど人の内面を書くのが上手いんだよね。ただ、ラストの一篇がいきなりな展開で最初は驚きます。

  • 西澤さんにしては、実生活に即した重いテーマを扱っていた。主人公の羽村祐太は究極の草食系だな。読み終えて、ふと思った、この人、女性経験あったのかな。風俗に通うというイメージでもないし。高齢化社会の日本が避けて通れない様々な問題が取り上げられているが、読み終えてみれば、純愛物だった。

  • (収録作品)迷いゴミ/戻る黄昏/その日、最後に見た顔は/幸福の外側/卒業/夢は枯れ野をかけめぐる

  • 昔SFを愛した人に!

  • 生ゴミにはなりたくない。

  • 最終章がズドンとくる。

  • モテモテなのに自覚してない残念なおじさんの話。

  • 2011 11/6

  • 純文読んでるんじゃないんだから、もう少し夢のある話が読みたかった
    西澤作品なのに名前が普通、 おっさんモテすぎ

  • 老舗の百貨店を48歳の若さで早期退職希望者の募集で辞めた羽村祐太。気の優しい性格で自分に自信のない男だが人から頼まれたら快く受けてやる。そん彼の両親、友人、近所の人たちが年をとり夫婦だけでの生活、痴呆、介護とだれでもがいずれ迎える最後は寂しい話。

  • 小心者で用心深いが故に出世してしまい、早期退職し十分な貯金を崩して生活する中年男の話。短編集だが、舞台も登場人物も繋がっている。
    歳をとることの悲哀がテーマかと思われる。こういう作品を読むと、筆者はいくつなんだろうと思う。

    お金を貯めて、単調で平凡な日常を過ごそうとする主人公は好き。

  • 淡々としたリアル感。地味なのに何故か凄く引き込まれて、一気に読み終わりました。

  • 認知症、介護、孤独死など、高齢化社会に於いての様々な問題と日常の謎を掛け合わせた作品ばかりです。読んでいる間は謎より問題の方が気になって、読み終わった後は謎より問題の方が印象に残って、という感じでした。果たしてミステリにする意味はあるのかとは思いましたが、多少なりとも高齢化社会について考えるきっかけにはなったので、結果的には読んで良かったのかな。

  • 北見隆さんの表紙を見て、さっと手にとりました。たいてい外れないです。
    身につまされる話がいっぱい詰まってました。
    「その日、最後に見た顔は」だけ、探偵役も違うだけにちょっと違うかなと。因縁深い話でした。

  • ゴミの話。なんだか話がばらばらしてまとまりがなかった。主人公の羽村某の性格がなぜか気に入らない。ということで読んでいてもあまり身が入りませんでした。

  • 高齢化社会に対する警鐘でしょうか。日常にある謎を扱ってはいるけどテーマがヘビー。
    謎解きは「おぉ、なるほど!」と思ったり「ん?」と首を傾げたりマチマチかな。西澤さんよく知らないからなんとも言えない。

  • 日常の謎ミステリ、ですが。この「日常」……リアルですね。失業問題介護問題高齢化社会、と現代日本が抱える問題てんこもり。特に高齢者の生き方についての部分が痛々しくって。「誰もがいずれは行く道」ということもあって、少し怖くなりました。
    お気に入りは「その日、最後に見た顔は」。とんでもなく怖い物語です。きっとこれが真相、と決まったわけではないのだと思うけれど。真相でないと決め付けることもできない。曖昧な分、余計に怖さが引き立ちます。そう思えばタイトルも怖い。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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