Theコンプレックス

著者 :
  • 中央公論新社
3.27
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本棚登録 : 75
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040702

作品紹介・あらすじ

すべてのドラマはコンプレックスから始まる!肌、年齢、体形、セックス、親子関係…自分の嫌いな部分と、人生をともにしなければならない21人の女たち。

感想・レビュー・書評

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  • 女の人生はどんなふうでも
    大変だわー。。

  • 齋藤薫さんが小説を書くとは知らなかった。
    連作というのがおもしろい。
    コンプレックスがその人が起こす事柄の核に
    なるというテーマに納得。
    ただ、女性づくしの物語で、いづれもジトジト
    した境地のため、読み進んでいくとちょっとくたびれる。
    コンプレックスもうまく転換できると、境地も新たに
    なるのだろうなぁ。

  •  十人十色、女の数だけコンプレックスはある。決して他人には理解されない、知られたくない、本人にとっては何よりも悩みの種だというのに・・・。

     1話目に出てくる脇役が2話目の主人公、2話目目に出てくる脇役が3話目の主人公、というように、連作短編集のような形がとられており、最後の話と最初の話も見事に繋がっていて、ループしているところもGOOD。それぞれコンプレックスを抱えた女が多数でてくるが、それは本人にとって大きな問題でも他人にとってはどうでもいいこと、何でそんなことで悩んでいるのかが理解できない、ということがこれを読むとよくわかる。でもこれが女なんだよなぁ。めんどくさー!(笑)。自分と同じコンプレックスを抱えた女も登場していたし、その部分の気持ちはものすごくよくわかった。

  • この本も、著者や書評など知らず装丁に惹かれて読んでみました。

    女性のコンプレックスとはいかにたくさんあるのか。
    そして、どんなに幸せそうに見える人にも、
    その人にしかわからない悩みやコンプレックスというのはあるものなのだろうな、
    と気づかされる一冊でした。

    多かれ少なかれ、
    女性なら誰しもこの本に挙げられているコンプレックスはもつものなのかもしれないな、
    と思い、
    自分と重ねて読みながら共感したり心が痛くなったりしました。

  • 小説としては弱いけれど、短編の連作として、また身につまされるエピソードもあり、やめられない面白さがあった。
    唯一可愛くて好きだと思った人物が後の章で悲劇となり、すごく、すごく残念な気持ちになってしまった。なぜだか、この章に出てくる「美しかったから」という言葉をとても美しく感じた。

  • 『昔美人だった女』『化粧を落とせない女』『負けたくない女』様々な女が様々なコンプレックスを抱えている短編集。何より自分が抱えているコンプレックスを人に知られる事を最も恐れているので尚更生きづらい、、、反面人から見るとどうという事のないコンプレックス。もっと楽に生きられるのにと思う一方で、28のコンプレックスに当てはまる項目が少なからずあるハズ?!

  • 常々、雑誌で著者が書いていた内容を物語化したという印象。

    学生時代と中年になっってからの、女性たちの生き方や変化。

    少し、物足りない印象もあったが、
    もう一度、自分自身を見つめ直す意味で
    読んでみようかとも思う。

  • こわっ!と思いつつ、随所随所耳に痛いところあり。
    ものすごく幸せなふりしたって、
    本当はものすごく孤独でコンプレックスと戦ってるんですよ女は。

    見栄っ張りなもんでね。だからなくならないんだな

  • 誰でもありますよね。コンプレックスは。

  • みんなの心の奥に必ずあるコンプレックスが
    書かれています

    面白かったです
    最初、林真理子さんみたいと思いましたが
    真理子さんのような
    いやらしさはありません

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著者プロフィール

齋藤薫 (さいとう・かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリストに。女性誌において、多数の連載エッセイを持ち、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。「美しく生きること」について、独自の見解を発信し続けている。著書に、『美容の天才365日』『あなたには”躾”があるか?』『されど、服で人生は変わる』『”一生美人”力』ほか多数。

「2016年 『されど“男”は愛おしい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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