- Amazon.co.jp ・本 (771ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120040900
感想・レビュー・書評
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「嗤う伊右衛門」ほど面白くはなかった。
しかし、京極の文章は人を引き込むためのクセ(絡め手)があり、勉強になる。
ストーリーは京極だから「危うい感じの良い人達」と「壊れてしまっている悪い人たち」の思惑で進み、一気に落ちる。
毎回、京極を手に取ると思うが、厚さを考えると2,000円は安い。
手に入らぬのに欲しがるのは馬鹿
手に入るのに手にしないのは阿呆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中の登場人物の紹介は多少だるかったが、後半はさくさく読めた。京極夏彦の概念を論じる言い回しは健在。
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ミステリの体裁で始まるが、謎が謎のまま結局解決されず終わってしまうので、消化不良だった。今回は、叉一たちの仕掛けもなし。
謎が解決しないと言っても、読者に推理させるというものでもないようで、与えられている情報だけでは事件に全容を推測するのも無理そう。
文体は京極らしく登場人物たちの内省が多い。哲学的ともとれる考察や内省が長く描かれる。その分量が多いため、物語の展開はゆっくりめ。
登場人物たちがなぜそのような行動をとったのかということに対しても、いまいち動機に共感できず消化不良。
いまいち自分にはヒットしなかった。 -
京極さん苦手かもと思いつつチャレンジしましたが、やはり苦手、、、。
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とにかく長かった。そして本自体が重くて手が疲れた。なのにこの結末…
京極堂、解決してくれいっ!!!
良くも悪くも京極夏彦らしい一冊。 -
■ 1072.
<読破期間>
H22/7/10~H22/7/17 -
四谷怪談、小平次とつづいた第三弾のお題は番町皿屋敷。
三歩進んで二歩下がるような京極夏彦節が最近はまだるっこしく感じてしまい、あまり楽しめなかった。