メディアと知識人 - 清水幾太郎の覇権と忘却

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044052

作品紹介・あらすじ

売文業者か、思想家か。ネット・テレビ・活字論壇に登場し、今をときめく「メディア知識人」たち。忘れ去られた思想家清水幾太郎から、彼らの生存戦略そして「業」が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • いや面白かった。思わず筆写してしまったフレーズ連発の傑作評伝であった。

  • メディア知識人として、清水幾太郎を位置づけることで、彼の転向を戦略としてみる見方に第三項を提示してみせた、僕の敬愛する(私淑する)先生の意欲作。ウェブ連載のときから読んでたので、待望の書籍化。この人の文体がたまらなく好きです。

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著者プロフィール

1942年、東京都生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学大学院教育学研究科教授などを経て、現在、関西大学東京センター長。関西大学名誉教授・京都大学名誉教授。教育社会学・歴史社会学専攻。著書に『日本のメリトクラシー』(東京大学出版会、第39回日経経済図書文化賞)、『革新幻想の戦後史』(第13回読売・吉野作造賞)『清水幾太郎の覇権と忘却』(ともに、中公文庫)、『社会学の名著30』(ちくま新書)、『教養主義の没落』『丸山眞男の時代』(ともに、中公新書)、『大衆の幻像』(中公公論新社)、『立志・苦学・出世』(講談社学術文庫)など。

「2018年 『教養派知識人の運命 阿部次郎とその時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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