それを愛とまちがえるから

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044618

感想・レビュー・書評

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  • 夢中になるほどでもなく、でも先が気にならないわけでもない感じで読み進めました。

    夫婦って奥深い。

  • 夫と妻という枠があるから、はみだしたかったり、実際にはみだしてみたり、離れたかったり、離れてみるとちがったり。

    これが縛られない4人の物語なら、こんなふうなつらさはないのかも。

    でも、縛りのある関係だからこそ、深くならずにもすむのかも。

  • じわじわとしんどくなっていってよかったけど終わり方救いなさすぎる。そういうのが読みたかったけどまさか初っ端W不倫……なかなかきつかった。歳としては茜に近いはずなのに伽耶への感情移入が止まらない。

  • 愛と必要が違うのなら

  • 2015/02/16 読了

  • 井上荒野さんは独特の世界を持っていて、その世界に浸りたいなあと時に思う私にとっては大事な作家さんだった。
    でも、この作品はなんか違う。料理のシーンの使い方とか説明的な言い回しとか、江國香織ワールドを思わせる。真似っこみたい。ちょっとがっかり。

  • 思ってた話と違った…
    2014.9.12

  • 装丁と題名に惹かれて借りてみた。

    年齢的に朱音に一番近いわけだけれど、恋愛ベタな私には感覚として分からない部分もあり。一方で、共感できるところもあり。

    夫婦ってこんな感じなんだろうか…

    わりと、読みやすい作品だし、分かり易い作品だった。同時並行的に読める工夫が随所にあって、さくさく読めた。

  • ふつうかな。

  • 結婚して10年も20年も経てばいろいろあるわな。少しずつずれていく感情や冷めていく思いやたまっていく不満や。でもそういうあれこれも含めて「夫婦」なんだよね。その隙間に気付かないふりして日々を過ごしていけるか、それとも何か他のもので埋めるか。「それぞれの愛人」との奇妙な四角関係の中でまだ残っていたかすかな「絆」を見つけたある夫婦の物語は、なんていうか、ありそうでありえない一種のファンタジのようで。

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著者プロフィール

井上荒野
一九六一年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。八九年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞受賞。二〇〇四年『潤一』で第一一回島清恋愛文学賞、〇八年『切羽へ』で第一三九回直木賞、一一年『そこへ行くな』で第六回中央公論文芸賞、一六年『赤へ』で第二九回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『もう切るわ』『誰よりも美しい妻』『キャベツ炒めに捧ぐ』『結婚』『それを愛とまちがえるから』『悪い恋人』『ママがやった』『あちらにいる鬼』『よその島』など多数。

「2023年 『よその島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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