- Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120045301
作品紹介・あらすじ
1963年、五輪前夜に人知れず計画されたクーデター。2013年、警察を翻弄する連続毒ガス事件。時空を超えたふたつの事件を繋ぐミッシングリンクは白骨死体と「S」。その正体とは!?
感想・レビュー・書評
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50年前のテロ未遂事件と、その未遂事件を50年後、実現しようとするテロリスト「S」と警察の攻防を描く。
旧軍が開発した毒薬「S」を使って、テロを起こす目的は一緒だが、50年の歳月で、テロを起こす背景が激変している時代を、1部と2部で分けて描かれている。
50年前の事件は、あまりにも時代が遠すぎて、読んでいても、なかなか理解出来ないけど、後半に入り、ネットを使った犯罪に変わっていき、一気に読むスピードも上がった。政治的思想に同感するところは一切ないし、解決に至るプロセスも若干雑だと思うところもあるけど、事件の時代背景を読むと思えば、それなりに面白い話だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1963年、五輪前夜に人知れず計画されたクーデター。2013年、警察を翻弄する連続毒ガス事件。時空を超えたふたつの事件を繋ぐミッシングリンクは白骨死体と「S」。その正体とは!?
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ふむ
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ほどほど読みやすい
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一部が過去に断念した革命計画の話、二部が現在起こっている事件の話になっているのですが
その部分なしには語れないとはいえ、過去の物語が長すぎてちょっと辛かった。
犯人についても語りたい(不満を言いたい)けど、ネタバレ満載になるのでやめておきます。 -
読み応えあった。
政治的な主義主張の硬さと、現在起きている事件のスピード感が混ざって、読みやすかった。
ただ、官僚専制主義?の実現可能性をもっと深めて欲しかった。
国重さんの晩年の行動や思想がどうなったのかが気になった。