保春院義姫 - 伊達政宗の母

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046926

作品紹介・あらすじ

群雄割拠する戦国時代の東北。山形に版図を広げていた最上義守の娘として生まれた義姫に、伊達輝宗との縁談が持ち込まれた。嫁いだ義姫は政宗はじめ三子を生すが、伊達家の勢力拡大とともに両家間に暗雲が立ちこめる。争いを止めるため、義姫は女たちと戦場へ向かった!後世の史家やテレビドラマによって作られた「鬼母」のイメージを覆す、意欲的長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 伊達政宗の母であり、最上義光の妹である義姫について書かれた本です。

    政宗の弟である竺丸を溺愛し、政宗の容姿を憎んで、毒殺までしようとした、という悪いイメージがある人ですが、この本では全くイメージが異なります。

    最上義光と伊達政宗が戦国武将として成長していく様子が中心ですが、義姫の置かれた立場や伊達政宗を思う気持ちがよく伝わるような内容でした。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-8619.html

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著者プロフィール

高橋義夫

一九四五年千葉県船橋市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。月刊誌の編集者を経て、執筆活動に入る。『闇の葬列――広沢参議暗殺犯人捜査始末』『秘宝月山丸』『北緯50度に消ゆ』『風吹峠』で直木賞候補に。九二年「狼奉行」にて直木賞(第一〇六回)を受賞。著書に『御隠居忍法』シリーズ、『花輪大八湯守り日記』シリーズ、『けんか茶屋お蓮』シリーズ。ほかに、最上義光の生涯を描いた『さむらい道』、義光の妹・義姫の立場から伊達と最上両家の相剋を描いた『保春院義姫』など多数。

「2020年 『さむらい道(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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