おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 637
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049187

感想・レビュー・書評

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  • 歌舞伎や落語などから題材をとった短編集。
    私が好きなのは、ありふれた日常を切り取ったかのような何の変哲もない話だけど『菊枝の青春』。ちょっとズレた世界ながらも、シンプルで話が分かりやすくてよかった

  • 松田青子さんの本は必ず元気をくれる。
    意志をちょっと強く持ってもいいんだよって、背中を押してくれる

  • 女性の苦労が痛いほどに良く書かれていた。
    昔の女性の理不尽さや、今も決して平等になったとは言えないことを、しっかり風刺してくれていた。
    現実でどうにかなるわけではないけど、読んで少し救われた気がした。

  • 落語や歌舞伎がベースにあるので、知識の深い人はほど面白そう。
    私は「勉強不足でスンマセン」レベルだけど。
    設定は奇天烈でも、いってることはありかも。

  • 短編集で終わりかと思ったら、中盤くらいになって徐々にそれぞれの章の繋がりが出てくる。再読したらもっとこの小説の良さが分かるんだろうな。

  • 伏線が張られているし、おばちゃんたちは痛快だし、なんとも楽しい作品だった。人に薦めたくなる作品。

  • 文学

  • 感想はこちらに書きました。

    https://www.yoiyoru.org/entry/2018/11/02/223420

  • 幽霊おばけの出てくる連作短編。うまい!
    落語や歌舞伎の幽霊の知識があったら、もっと楽しく読めるかも。
    女性応援歌にもなってる。

  • 巷にいる人の半分は、実は幽霊で、執着の強さを見込んでスカウトされたかたがたであるという。落語からモチーフをとった短編集で、一つ一つの作品としての出来には差があるが、「牡丹柄の灯籠」など思わず笑ってしまう。

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著者プロフィール

作家、翻訳家。著書に、小説『スタッキング可能』『英子の森』(河出書房新社)、『おばちゃんたちのいるところ』(中央公論新社)など。2019年、『ワイルドフラワーの見えない一年』(河出書房新社)収録の短篇「女が死ぬ」がシャーリィ・ジャクスン賞候補に。訳書に、カレン・ラッセル『狼少女たちの聖ルーシー寮』『レモン畑の吸血鬼』、アメリア・グレイ『AM/PM』(いずれも河出書房新社)など。

「2020年 『彼女の体とその他の断片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松田青子の作品

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