おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are
- 中央公論新社 (2016年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120049187
感想・レビュー・書評
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松田青子さんの本は必ず元気をくれる。
意志をちょっと強く持ってもいいんだよって、背中を押してくれる -
女性の苦労が痛いほどに良く書かれていた。
昔の女性の理不尽さや、今も決して平等になったとは言えないことを、しっかり風刺してくれていた。
現実でどうにかなるわけではないけど、読んで少し救われた気がした。 -
落語や歌舞伎がベースにあるので、知識の深い人はほど面白そう。
私は「勉強不足でスンマセン」レベルだけど。
設定は奇天烈でも、いってることはありかも。 -
短編集で終わりかと思ったら、中盤くらいになって徐々にそれぞれの章の繋がりが出てくる。再読したらもっとこの小説の良さが分かるんだろうな。
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伏線が張られているし、おばちゃんたちは痛快だし、なんとも楽しい作品だった。人に薦めたくなる作品。
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文学
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感想はこちらに書きました。
https://www.yoiyoru.org/entry/2018/11/02/223420 -
幽霊おばけの出てくる連作短編。うまい!
落語や歌舞伎の幽霊の知識があったら、もっと楽しく読めるかも。
女性応援歌にもなってる。 -
巷にいる人の半分は、実は幽霊で、執着の強さを見込んでスカウトされたかたがたであるという。落語からモチーフをとった短編集で、一つ一つの作品としての出来には差があるが、「牡丹柄の灯籠」など思わず笑ってしまう。