- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120050367
作品紹介・あらすじ
――白があるのではない、白いと感じる感受性だけがあるとかつて書いた。白が、色ではなく白いと感じる感受性や心理であるなら、その現象を連ねていくという方法で、白に接近してみるのも自然である――
著書『白』(2008年、中央公論新社刊)では、日本の美意識に潜在する「空」=空っぽで何もないものについて、「白」をキーワードに語った。それは、著者自身のデザインの根幹にかかわる感覚でもあった。本書『白百』では、概念的だった『白』に対して、より具体的な事象としての百例の白を挙げて語る。日常で接する道具や食べ物、記憶の束から引き抜いたもの、日本文化のなかの白、仕事のなかで感じていることなど、様々な白を通して、著者が考えるデザインの思想がうかびあがる。前著から10年のあいだ反芻してきた「白」についての完結編。
感想・レビュー・書評
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白フェチなので嬉しさのあまり頭の中が真っ白に。
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白を読んでから
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【繊維学部図書館リクエスト購入図書】
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB25333955 -
著者本人の装丁。何から何まで潔く白い。読むと心が穏やかになる。
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小さめの字で改行少なく印刷されているので、余白が多い割には読了に時間を要した。
視点や感覚が面白いなと思うと同時に、1つのテーマで長期間考え・書き続けるってのも面白いことだなと。色々に解釈や着眼点が展開していく。
"もの凄く面白い本" って訳ではなかったが、"読んで時間を損した" 感じは全く無い。 たまにはこういった理屈コネ回し系の?文章を読むのも、ダレ切った頭の体操になるような気がする。 -
日本文化を支える要点であり、自身のデザインの根幹にある感性「白」について百の具体例を挙げて語る。前著『白』と対をなす完結編。
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100殺!ビブリオバトル No.24 午後の部 第4ゲーム(3班)
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白をテーマに100のことを書いた本。最後の方は白にするには無理がある…