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- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120054426
感想・レビュー・書評
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“咳はしなくても一人。息するだけでも一人。ごはんたべても一人。寝るときも一人。
こうやって寂しいと思いながら年取っていくこと、しかたないと思っている。一人で寂しいなあと思いながら死んでいくことも。父もそうだった。寂しければ寂しいほど、贖罪してるような気持ちになる。”(p.28)
“あたしは、今後、こういう関東のしょうゆ味としょうゆ色を、ダサいとか泥くさいとか田舎くさいとか思うまい。思わなくていいのだってことに、気がついたのだった。”(p.88)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずっとずっと読み続けていたい伊藤比呂美さんのエッセイ。
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10/28
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老いゆく体、一人の暮らしの自由と孤独。『閉経記』『たそがれてゆく子さん』に続く「あたしの今」の体感は。小気味よいエッセイ。