- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121002907
感想・レビュー・書評
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すごく面白い。経済用語や仕組みはあまり説明がないので、読んでいて知識がないのが歯がゆかった。明晰に理解出来たらもっともっと面白い読書になったんだろう。映画にしても画が地味で面白さは半減するかな。だからこれは読書でこそ楽しめる。
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元日銀マンと言う事だけあって書いてある内容も専門的で難しかったけどかなり貴重な経験が記述されていて一読の価値有り。
それにしても今の日銀には服部氏のような人材はいるのだろうか。
見た感じいなさそう。目先の利益と保身に興味のあるヤツらばっかりだろ。 -
すごい人だなあと思ったが、なお驚いたのは、大虐殺の前にルアンダの国を立て直そうとして成果を上げた日本人がいたということだった。国が荒れてさぞ無念だったろうと思っていたら、映画で見たような単純な民族抗争ではなかったようで、そこらへんのことも私見として書かれていて興味深かった。
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日本の高度成長期、IMFの要請を受け日銀マンがルワンダ中央銀行総裁に就任。国家財政と国際収支の立て直しに向け次々と制度改革をやってのける。請われて延長された6年間の任期後、送別の言葉の中で贈られた「ルワンダとルワンダ国民を知るためにルワンダ国民に聞いてくれた」という賛辞が、偏見にとらわれず公正公平合理的なその仕事ぶりと成果を表している。良本。
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(1994.05.26読了)(1991.11.17購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
一九六五年、経済的に繁栄する日本からアフリカ中央の一小国ルワンダの中央銀行総裁として着任した著者を待つものは、財政と国際収支の恒常的赤字であった―。本書は物理的条件の不利に屈せず、様々の驚きや発見の連続のなかで、あくまで民情に即した経済改革を遂行した日本人総裁の記録である。
☆関連図書(既読)
「南ア共和国の内幕」伊藤正孝著、中公新書、1971.02.25
「アフリカ33景」伊藤正孝著、朝日文庫、1985.02.20
「南ア・アパルトヘイト共和国」吉田ルイ子著、大月書店、1989.02.20
「アパルトヘイトの子どもたち」吉田ルイ子著、ポプラ社、1990.04.
「現代アフリカ入門」勝俣誠著、岩波新書、1991.11.20 -
銀行業について理解が深まりました。名著。
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通貨切り上げ、切り下げとか金融に関する最低限の知識がないとつまらないと思う。