神々の体系: 深層文化の試掘 (中公新書 291)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121002914

感想・レビュー・書評

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  • 引くほど分かりにくい!!!古事記をある程度理解していないともうギブアップ。そもそも読むレベルにまだ自分が達していなかった。出直します!!

  • 古事記の神統譜◆記紀神統譜の東アジア的背景◆記紀のイデオロギー◆女帝元明と藤原不比等◆天皇家と藤原家

  • (1978.07.09読了)(1975.10.04購入)
    副題「深層文化の試掘」
    *本の帯より*
    記紀に秘められた政治的意図を深層文化論に基づき解明する
    大和朝廷の支配を基礎づけた古事記と日本書紀は歴史の実相とどう対応していたのか。歴史と価値のかかわりを深層文化論の観点から追究する著者が、縄文文化を考察の対象とした『照葉樹林文化』にひきつづき、王朝文化の背景をなす公的な価値体系をになう基本文献として記紀をとらえ、共通の制作主体として藤原不比等に着目しつつ、両書に登場する神々を体系づけて、日本最初の歴史書に秘められた政治的意図を解明する。

    【目次】
    はしがき
    第一章 古事記の神統譜
    第二章 記紀神統譜の東アジア的背景
    第三章 記紀のイデオロギー
    第四章 女帝元明と藤原不比等
    第五章 天皇家と藤原家

    ☆上山春平の本(既読)
    「日本のナショナリズム」上山春平著、至誠堂新書、1965..
    「日本の土着思想」上山春平著、弘文堂、1965.09.15
    「明治維新の分析視点」上山春平著、講談社、1968.06.28
    「照葉樹林文化」上山春平著、中公新書、1969.10.25

  • 冒頭に梅原猛氏の名前があるように、氏と同じく記紀(古事記と日本書紀)制作の裏に藤原不比等がいる…という歴史観に基づいて、古事記・日本書紀を読み解くという内容。梅原猛さんの関連本を読み尽くしちゃったので、今更感の方が大きかった。それに、新書にまとめた内容が今ひとつ中途半端。
    同じ論文の後半をまとめた『続・神々の体系』を読まないと分からないのかも。

  • 卒論に使用。お役立ちでした。

  • 古事記や日本書紀の成立を藤原レジームの観点から考察した本です。<br>
    図などで現してあり、意外と読みやすいです。

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著者プロフィール

1921年、和歌山県生まれ。京都帝国大学文学部哲学科卒業。太平洋戦争では人間魚雷回天に搭乗した特攻要員。戦後、京都大学教授、京都国立博物館館長、京都市立芸術大学学長などを務める。1988年紫綬褒章受章、1994年文化功労者。その研究は、哲学から仏教、国家論、天皇論、文化論など広汎な分野に及ぶ。2012年没。著書は、『大東亜戦争の意味』中央公論社1964、『明治維新の分析視点』講談社1968、『大東亜戦争の遺産』中央公論社1969、『神々の体系 正・続』中公新書1972・1975、『埋もれた巨像 国家論の試み』岩波書店1977、『空海』朝日新聞社1981、『天皇制の深層』朝日新聞社1985、『受容と創造の軌跡 日本文明史の構想』角川書店1990など多数。また『上山春平著作集』全10巻(1994-1996)が法藏館より刊行されている。

「2019年 『天皇制の深層』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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