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- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121008718
作品紹介・あらすじ
日本のような島国の住民は、日夜海から莫大な恩恵を受けているが、われわれはいったいどこまで海を支配する権利をもっているのだろうか。本書は"海洋国家"日本の国際環境をどう捉えればいいのかを、古代から現代のシーレーン問題に至るまで大きなスケールのもとに考察した、まったく新しい学問的成果である。
感想・レビュー・書評
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おれが生まれた頃に書かれたような古い本だが非常に勉強になるおもしろい本だった。
黒潮が日本の歴史にどのような影響を与えたか、民族の成り立ちから説明、日本海海戦で取り入れられた水軍の丁字等の戦術、鎖国前東南アジアの各地に日本人街ができるほど進出していた等の日本と海洋の話が第一章。
無主物と共有物、自由海と閉鎖海、領海3マイル説といった海洋法の話が第二章。
第二次大戦で徹底的に通商破壊を受けた日本、制海の道具としての原潜、200NM水域がどう生まれたかといった話が第三章。
シーパワーとは、シーレーンとは、砲艦外交とはといった話が第四章。
南洋の情勢、シーレーンを国際的に守っていくことや日本の海運造船の将来の話が第五章。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「政治学」と銘打つも実際は地政学を扱った本。「地政学入門」と併せてどうぞ。
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2010年1月だか2月に古本で購入。
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