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- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121011671
作品紹介・あらすじ
温暖化のなかの冷夏、相次ぐ台風、長雨と干ばつの併存。気象の異常は続く。原因は温室効果か、エル・ニーニョか、火山爆発か。60年代、世界に先駆けて異常気象を指摘した著者は、80〜90年代を数万年に一度の超異常気象の頻発期と捉え、太陽活動の変化にその原因を求める。一方、オゾンホール拡大など人間活動の増大による環境悪化が進行、対策は足踏み状態にある。地球環境は今後どう変動するのか。気象学の第一人者による臨床的診断。
感想・レビュー・書評
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20年以上前の本だが、1963年の事例を例にあげ単なる異常気象気象ではなく、「超異常気象」と定義。センセーショナルに煽るだけでなく、極めて説得力を持って丁寧に説明してる。
現在の温暖化の原因も、単なる温室ガス効果によるものではなく、太陽活動による長い地学的サイクルによるものではないかとの説明には頷ける。
どうやら専門の学者ではないらしいのだが、気象に向き合う姿勢は真摯であり、農業に対する姿勢にも好感が持てる。日々の観察とそれを記録することの大切さを痛感した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎年のように異常気象だと言われている。特に今年は、猛暑に続き、記録的な台風の上陸。
著者・根本順吉は、60年代に異常気象を指摘、80〜90年代には、超異常気象の頻発期と捉え、太陽の活動の変化にその原因を求めている。また、オゾンホールの拡大などの環境悪化に注目し、多くのデータや根拠を提示して今後の変動についても考察している。
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