夏目漱石を江戸から読む: 新しい女と古い男 (中公新書 1233)
- 中央公論新社 (1995年3月1日発売)
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感想 : 11件
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- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121012333
感想・レビュー・書評
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この本を読んで「こころ」について長年抱いていた疑問が氷解。かなりスッキリした。「漱石は外面的には新しい衣装を着ているが、内面的には滝沢馬琴や浄瑠璃の世界における男女関係や衆道の理念にとらわれている、という。「坊っちゃん」は江戸時代よりさらに前、東国武士の倫理観を体現している、とも。
ただ、自分的には「道草」や「虞美人草」や「二百十日」好きなんだよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示