河童よ、きみは誰なのだ: かっぱ村村長のフィールドノート (中公新書 1534)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121015341

作品紹介・あらすじ

頭に皿を載せ、背中に甲羅を背負った河童。人を川に引き込んだり、相撲を挑む一方、秘薬を伝え、洪水の復興に尽力するなど、この想像上の動物には様々な意味が託されてきた。民話の主人公となり、時に妖怪変化の類にも扱われる河童とは何者なのか。河童の実在を信じて各地に伝承・伝説を訪ね、史料を読み解く著者の前に、歴史のなかで虐げられ、無視され、巧妙に隠匿された弱者たちの姿がおぼろに立ち現れてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 二章まで。

  • 尻すぼみではあるけど、ユーモアと愛情はあります。
    読みやすい。
    1章だけでいいかな。

  • 河童ってなんなんでしょうね

  • 日本全国に伝わる河童の伝承や目撃体験をまとめた記録に加え、河童の歴史や民俗学的見地も記した、河童入門には最適の一冊。
    ただし、「かっぱ村村長」という肩書きの縛りがあるためか、様々な種類の妖怪たちを全て「河童」とひとくくりにし、河童に囚われ過ぎている傾向があるのは惜しいところ。

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著者プロフィール

大野芳(おおの・かおる)
一九四一年愛知県生まれ。ノンフィクション作家。『北針』で第一回潮賞ノンフィクション部門特別賞受賞。
著書に『近衛秀麿――日本のオーケストラをつくった男』(講談社)、
『絶海密室』『瀕死の白鳥――亡命者エリアナ・パブロバの生涯』(以上、新潮社)、
『8月17日、ソ連軍上陸す――最果ての要衝・占守島攻防記』『「宗谷」の昭和史――南極観測船になった海軍特務艦』(以上、新潮文庫)、
『死にざまに見る昭和史――八人の凜然たる〈最期〉』『無念なり――近衛文麿の闘い』『裸の天才画家 田中一村』(以上、平凡社)、
『天皇は暗殺されたのか』(二見文庫)など多数。

「2020年 『伊藤博文を暗殺したのは誰なのか 安重根と闇に隠された真犯人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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