イギリス式結婚狂騒曲: 駆け落ちは馬車に乗って (中公新書 1637)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121016379

作品紹介・あらすじ

月明かりを頼りに縄ばしごで部屋を抜け出し、四頭立ての馬車で追手を振り切って国境を越える-そんな駆け落ち結婚が女性の憧れの的となった。舞台は十八世紀イギリス。家同士の結婚ではなく、恋愛の結果として結婚したい。それを最高の形で証し立てるのが周囲の反対を押しのけての駆け落ちだ。社会現象となって当時から文豪がこぞって取り上げ、信奉者は今も跡を絶たない。淑女たちの過剰な憧れが生んだ悲喜劇の顛末は。

感想・レビュー・書評

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  • 十八世紀イギリスの駆け落ち婚(恋愛結婚)について文学や演劇への影響を含め非常に楽しんで読めた。グレトナ・グリーン婚、きっと自分で口にする機会なんてそうないだろうけれど覚えておきたい言葉。

  • [ 内容 ]
    月明かりを頼りに縄ばしごで部屋を抜け出し、四頭立ての馬車で追手を振り切って国境を越える―そんな駆け落ち結婚が女性の憧れの的となった。
    舞台は十八世紀イギリス。
    家同士の結婚ではなく、恋愛の結果として結婚したい。
    それを最高の形で証し立てるのが周囲の反対を押しのけての駆け落ちだ。
    社会現象となって当時から文豪がこぞって取り上げ、信奉者は今も跡を絶たない。
    淑女たちの過剰な憧れが生んだ悲喜劇の顛末は。

    [ 目次 ]
    第1章 恋愛結婚と駆け落ち婚
    第2章 婚姻法の変遷とスコットランド「駆け落ち婚」
    第3章 グレトナ・グリーン婚
    第4章 華麗なる駆け落ちカップル―結婚狂騒曲の古典
    第5章 「駆け落ち婚」から見た一九世紀イギリス文学史
    第6章 ロマンス小説とグレトナ・グリーン婚
    第7章 現代イギリス式結婚狂騒曲

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    [ 参考となる書評 ]

  • とても興味深いテーマを取り上げた本だと思う。
    駆け落ち婚のメッカであったグレトナ・グリーンで、今はロマンティックの証として挙式するという。確かに駆け落ちと純愛は表裏一体なのかも。
    それにしても、どこの国にもある地名を聞くだけで誰もが連想する事柄があるんだね。

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著者プロフィール

中京大学国際英語学部教授

「2019年 『「パンチ&ジュディ」のイギリス文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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