- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121017017
感想・レビュー・書評
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本気の人向けの英語独習方法。リスニングに関しては、今ではインターネットやiPhoneを活用してもっと学習しやすくなっていると思いました。齋藤先生自身も、ときには「何でこんなに一生懸命英語を勉強しているんだとう」と疑問に思うことがあるという一文が印象に残りました。
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直前に読んだ「村上式~」が、とりあえずコミュニケーション取れればいいやというスタンスなのに対し、こちらは英語を本格的に使いこなそうというスタンス。
好みとしては断然こちら。厳格さを求めたか、古式ゆかしさを好む正確さゆえか、高い山を示されると喜ぶM的な性向が出ただけなのか、どれに由来するかは不明。「きちんとした」英語を修めたいという自分の意思に合致したというのが一番大きいのだろうとは思う。
ただ結局これも経験則の集まりになってるのは残念。結局のところ、習うより慣れろ・走りながら考えろ、が正解なのだろう。それでも何かしらの科学的裏付けが欲しいと思ってしまう。そういう本ないかしら
学習法として目新しい物は特になし
・アクセントの位置で意味の変わる単語
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今あるもので、英語力はつけられるんだなと思った。
昔からの自分なりの勉強方法ってダメなのかな?って思ってたけど、勇気づけられた! -
温故知新。時間はかかって当たり前。近道なんてありません。
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「目にあまる英語バカ」中で紹介。P.164。極めるための独習法指南。本気。図書館に無いので尼か。
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「日本人が目指すべき英語のレベル」が,ハッキリと記されている.こういう示し方をしている学習本は珍しい.ある意味,目から鱗.推されている学習法は妥当.例文など,読み応えあり.
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あとがきの「Let him have it! の意味は?」は、表現と状況(文脈)の関係(語用論)を考えるのに好適の実例。
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この手の本にはどうしても「決め付け」が多くなるので、そこらへんは読み飛ばしつつ、役に立ちそうな辺りを拾い読み。
まあ語学は学習に掛けた時間次第だよね、ってたしかに思います。 -
この本は上級者向けに書かれたものです。改めて見ると「極めるための」になっています。上級者が極めるために読む本です。
ぼくは,中学生に英語を教えているし,中学生向けの英文法の学習書も書きました。中学英語だけをやっているうちに高校レベル以上の英語を忘れてしまいました。それで,またやり直しです。
それで,その初級者向けの同じ著者による
これが正しい! 英語学習法 (ちくまプリマー新書 51) [新書]
を注文しました。
いずれにしても,安易な学習法ではなく,文法,多読など,こつこつと勉強するやり方を提唱する斎藤 兆史氏に共感しています。
いくつか引用します。
英語の発音をよくするためのもっとも効果的な独習法は英文の音読である。(p16)
ぼくは音読はいままであまり重視してきませんでした。重視しなければと思っているところです。
どんなに時代が変わろうが,基礎的なことを何度も何度も繰り返して体のなかに練り込むという学習の基本は変わらない。その学習法の語学版が素読であり,暗唱なのである。(p34)
素読,暗唱に関しても軽視していました。最近,般若心経を覚えました。また,百人一首を覚えています。いま30首覚えました。
読んで覚えるってとても大切なことだと改めて感じています。
本棚に眠っていた,岩田一男著「英語・一日一言」を引っ張り出してきました。百人一首をすべて覚えたらこれに挑戦してみよう。
高度な英語力を身につけょうと思ったら、最低でも伝統的な学校英文法をきちんと勉強しておく必要がある。(p42)
ぼくも,これまで英文法を重視してきました。いま文法をおろそかにする人が多くなり,学校教育も文法軽視になってきているので,斎藤 兆史氏にがんばって英文法を重視する流れになって欲しい。
最近の英語教育では、学習者が文法を身につける前から文章の大意を理解する読み方を推奨する傾向にあるが、これは本末転倒もはなはだしい。文法を正確に読み解く訓練をしているうちに、しだいに文法が気にならなくなって文意がさっと頭に入るようになる。これが正しい学習の順序である。
(p49)
多読についてはmixiでも意見交換を行いました。多読は必要ですが,やはり文法を身につける必要があると思います。
英語達人たちは、修業時代のどこかで例外なく大量の英書を読んでいる。逆に言えば、英書の多読は英語の達人になるための必須条件だと言ってもいい。達人レベルを目指さないまでも、英書の多読なくして高度な英語力の養成はあり得ない。(p88)
同感です。一時期アガサクリスティをたくさん読みました。よかったです。「英語・一日一言」のあとは,また挑戦してみたいです。