- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121017017
作品紹介・あらすじ
英語力は会話力にあらず。文法無視で、「ペラペラ」しゃべる癖がついてしまうと、そこで学習が頭打ちになる。何ごとも、基本をおろそかにした我流では伸びない。本書は、日本が誇る英語達人も実践し、効果が実証されている学習法を、実例を交えて紹介するものである。
感想・レビュー・書評
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p.2021/4/12
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読者を「入塾生」と呼ぶ本書。新渡戸稲造に岡倉天心など、時代を代表する”英語のスペシャリストたち”の学習法が紹介されます。
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東京大学大学院教授である著者の、英語勉強法の解説書。英語を達人レベルに高めるための心構え、考え方、具体的に取り組む課題などが細かく書かれてます。
「英語が外国語である以上、日々のたゆまぬ反復練習なくして習得はありえない」「日本人にとっての英語はピアノやバレエのように何年も基礎的な訓練を積んではじめて習得できる技術」等々、英語学習のモチベーションキープの一助になる言葉が多く、勉強がマンネリ化した時に読み返すとやる気をもらえます!
ただ具体的課題がハイレベル。高校程度の英文法書の丸暗記、英書を1日平均30ページ読むetc。どちらかといえば英語中上級者向けの本です。 -
英語を独学で極めようとする人に向けて書かれた本。音読、多読、辞書引き、単語帳作り、作文などの方法が英語の達人のエピソードとともに具体的に紹介されている。英語修業の道は大変厳しいが、「一歩ずつ前に進んで行こう」と思わせてくれる一冊。
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「カマラ・ハリスの英語は素晴らしい」
そう語るのを聞いてもピンとこない。
どんな単語を使い、どんな修辞を使っているのか
味わうためには、「文法を気にせず、ブロークンでもいいから英語をしゃべれ」では立ち行かない。
英語で小説を味わえるようになるために、この本で示すような勉強法にチャレンジしてみようと思う -
105円購入2013-11-22
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『英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語』(中公新書)で英語の達人たちについてのエピソードを紹介した著者が、彼らの英語学習の方法をヒントにして、読者が高いレヴェルの英語力を身に着けるための方法を説いた指南書です。
「まえがき」には、「最終目標とする英語の習得段階は、日本人の最高レベルに設定してある」と書かれており、「ペラペラ」信仰に惑わされることなく、ほんとうの英語を身につけることが重視されています。
独自の「英語道」を提唱している松本道弘の著書ほどではありませんが、精神論に偏っているところもないとはいえません。個人的には、こうした語り口にインスパイアされるタイプということもあり、おもしろく読みましたが、読者をえらぶ本ではあるように思います。 -
英語を身に着けるというのは並大抵の努力ではないのだ、というのがよくわかります。
楽して英語を身に着けようと思っている人にとっては「甘い!」と一喝される内容です。
しかし英語を本気で勉強しようと思っている人にとってはやる気の起爆剤となる本だと思います。