鉄道と政治-政友会、自民党の利益誘導から地方の自立へ (中公新書 2640)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121026408

感想・レビュー・書評

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  • 明治から令和までの鉄道と政治の歴史をまとめた本。
    古今東西、我田引鉄の歴史も多く出てくる。

    鉄道建設は全体最適を求めるべき、ただし建設範囲が広いほど利権が絡みそれが大変と感じた。

    一方、富山など地域鉄道は成功している事例もある。

    リニア静岡、新幹線佐賀の話は地元に対し鉄道会社が細やかな説明、根回しを怠ったことがあったのではないかと。

    原敬内閣の時に広軌構想が否決されているなど、鉄道マニアの私でも新たな発見がある本。
    鉄道マニアにはお勧めです。

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著者プロフィール

1956年、東京都江戸川区生まれ。亜細亜大学講師、一般社団法人交通環境整備ネットワーク相談役、公益事業学会、日本交通学会会員。専攻・交通政策論、日本産業論。「鉄道ジャーナル」に論考を執筆するほか、著書に『鉄道会社の経営』『新幹線の歴史』『通勤電車のはなし』『鉄道と政治』(中公新書)、『JR北海道の危機』『JR九州の光と影』(イースト新書)、『鉄道会社はどう生き残るか』(PHPビジネス新書)などがある。

「2023年 『日本のローカル線 150年全史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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