ネット王子とケータイ姫: 悲劇を防ぐための知恵 (中公新書ラクレ 155)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121501554

感想・レビュー・書評

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  • 若者のメディアリテラシーについて軽くまとめた本が必要で、香山リカ氏の本であれば確実かと思い読書。少々古い内容になってしまっていて、あまり参考にはならなかった。現代のネットは社会運動・政治活動の主要な舞台にもなっていてより混沌としているし、スマートフォンの登場でネット形態の垣根さえなくなりつつある。SNSの流行で子供たちのネットに対するかかわり方も多様になってきているし、この本自体が情報として少し古くなってしまっている感があった。

  • 子供達が犯罪に関わってしまうしまうこと。その原因がインターネットや携帯電話がいけない、という意見は違うのではないか?情報の利用の仕方をもう少し上手になるためには、どうすればよいのか?考えてみよう。メディアリテラシーは、子供にとっても重要、それは大人(親)が十分に関わるべきである。ネットに居場所を求める。バーチャル=逃避。バーチャル(アイデアルかもしれない)⇒リアル⇒バーチャル(ミラーではない)
    存在を実感、実証できない中に存在を求める。ネット上でのジェンダー?シンボルの代替である。メールでのコミュニケーションとネット中毒。フィルタリングすることに欲求が満たされなくなる。デジタルなのは機会だけ、使っている人間はアナログ。

  • まずは、情報を判断する力、
    そして相手への思いやり(想像力)を養うことが必要なのかもしれない。

  • 小学生からインターネットで遊んでいる身としてはつまらない本で、インターネットが当たり前の平成生まれにはさらにつまらないかも。この本が発売された2004年って・・うちは当時高校生でした。当時読んだとしても、どこか古臭い印象は否めなかったと思う。こういう言い方もあれですけど、特に驚くようなことは書かれておらず、今更何当たり前のこと言ってんのっていう気分に・・。中高生時代にケータいというものがなかった世代人向けの本。

著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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