親を惑わす専門家の言葉 (中公新書ラクレ 333)

  • 中央公論新社
3.92
  • (5)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 45
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503336

作品紹介・あらすじ

お父さん、お母さん、追い詰められないで-次々と流れる子育てのあやまったフレーズ。長年、親子の相談を受けている著者がその誤解を解き、自信を持って子育てするための指針を示す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 親のあり方や特定な噂にとらわれないように教育する方法が書かれています。教育に良い・悪いをはっきりし、改善方法を細かく述べています。子供の教育に不安を感じる方や初めてママになる方におすすめです。

  • 2017.0325読了
    図書館

    人格とはその人の努力によって身につくもの。
    何故勉強するのか
    自分の中でストンと落ちた。

  • テレビ・ゲーム・早期教育など、よく言われるような話について
    もともとの解釈があって、それがどう拡大されていったか。
    てな感じなことが書いてあります。

    結局は科学的研究の根本的な原則を理解していない
    または、理解したうえで誤解を招く表現をするマスコミと、
    結果ばかり求める視聴者に問題があるということ。

    乱暴なシーンな影響とか、ゲーム脳とか
    影響があるといっても、そのごく限られた対象に対して、
    限られた時間で行った有識差であって、それが現実に
    そのまま適応されるかは別の話。

    凶悪事件を起こした子どもがゲームをやっていた。
    ゲーム自体じゃなくて、ゲームやって引き篭もるような
    成長過程や生活環境のほうに問題があるわけで。

    テレビも適度に、むしろ観た方が、
    普段の生活では出てこない言葉や文化に触れることが出来る。
    そのかわり、なるべく一緒に見て、一緒に話す。

    でもそういった根拠のない、というか、勝手な理由付けの中に
    「ひとりっこ」というのもあるんだが、これはちょっと反省。
    つい価値観の違い、特に子育てに関しては、
    3人兄弟の末っ子と一人っ子の違いか・・・などと考えたり、
    言ったりしてしまいがちで。でもそもそも育った環境が違うのは当然。

    確かに、よく「兄弟がいると食べ物の取り合いになる」
    なんて言うが、実際は人数分用意するよね。
    まぁ種類が違うと、おいしいやつの取り合いにはなるかも。

    あと夫婦喧嘩もよい喧嘩なら子どもの前でもOKだそうです。
    但し、暴力はもちろん、無視するなんていうのも、
    絶対やってはいけません。
    最終的には仲直りするところを見せることです。

    考えなくても、そりゃそうだろって話が多いですけど、
    親というものは物事が見えなくなりがちなので。
    冷静に思い留めておくのもいいですね。

  • [ 内容 ]
    お父さん、お母さん、追い詰められないで―次々と流れる子育てのあやまったフレーズ。
    長年、親子の相談を受けている著者がその誤解を解き、自信を持って子育てするための指針を示す。

    [ 目次 ]
    第1章 「テレビやゲームの暴力シーンが、子どもを乱暴にする」は本当か?(母親の89%がこのフレーズを信じている;子どもの乱暴さには意味がある;実験室と現実社会は違う ほか)
    第2章 こんなフレーズに惑わされないで(「テレビやビデオを見ると、発達がゆがむ」;「ゲームばかりしていると、ゲーム脳になる」;「3歳からでは遅すぎる」 ほか)
    第3章 情報に惑わされずに、子育てをするために(夫婦でとことん話し合う関係を作る;環境を整える;教育相談・心理相談の立場からすすめる子育ての3つのポイント)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2010年3月
    川口市立図書館で借りて読みました。

  • 100213

  • 要するに正確な情報をキャッチせよ、というメッセージかな。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

筑波大学医学医療系教授。教育学博士、臨床心理士。専門は、心のバリアフリー(障害理解)、点字ブロック研究、発達障害のある幼児の育児・保育・教育。全国で発達相談、保育相談をおこなっている。心のバリアフリー、気になる子の育児・保育に関する著書や論文が多数ある。

「2023年 『建物・公共施設のくふう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

徳田克己の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ロバート キヨサ...
宮部みゆき
遠藤 周作
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×