駆け出しマネジャーの成長論 - 7つの挑戦課題を「科学」する (中公新書ラクレ 493)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121504937

作品紹介・あらすじ

突然化・二重化・多様化・煩雑化・若年化という5つの職場環境の激変で、いま3割の新任マネジャーはプレイヤーからの移行に「つまずく」。成果を出すために、何を克服すべきか?人材育成研究の知見と、聞き取り調査をもとに、内省と行動を繰り返すことなど、アドバイスを贈る。

感想・レビュー・書評

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  • 社内研修デザインのためのインプット。6年前にこんな本、出されていたんですね。ただ、必要なときにふっと出会うのだなぁ。新任管理者研修のベースにしよう。

  • マネジメントには、人材育成やプロジェクトマネジメント、戦略策定など、多岐にわたる課題が存在する。

    成功するマネジャーには、多様な挑戦課題に直面して成長する姿勢が求められる。

    知識や技術は、継続的な学習や実践によって磨かれる。自己分析や自己啓発が重要であり、自分自身の強みや弱みを理解し、改善していくことが必要である。

    また、チームビルディングやモチベーション管理など、人材育成に関する課題があり、適切な対応が求められる。戦略的思考やビジネスマインド、リスクマネジメントなど、ビジネス全般に関する課題があり、適切な戦略の策定と実行が必要である。

  • 3年前くらいに買った本
    やっと手に取った。

    幾つか、気づきがありました。

  • 「プレイングマネジャー」なんていわれるように最近の管理職って大変だと思う。そんな大変さ、そこを乗り越えていく実践法をかなりかみ砕いて解説してくれている。読むことでマネジメントという面倒な仕事を少しは理解でき、また楽しむ……とまでいかなくても、積極的に向き合っていくことができるんじゃないかな。
    それにしても、アメリカの研究の例だそうだけど、「米国企業ではシニアマネジャーの40%が最初の18カ月以内に失敗する」(p.47)だそうで、これは日本でも割合の数字は別としてもけっこうな人が「マネジャーの脱線(derailment)」に陥っているだろうと思う。これって恐ろしいこと。例えば、学校の先生なんかも新卒早々で担任をもったりするし、初めての親業なんかもそうだと思うけど、ソフト・テイクオフの手立てってもっと整備されないといけないよね。

  • マネージャーになる準備として最適な良書。2度目の今回は現場での苦労を客観化してくれるのが最大の価値だと感じた。4章
    「何を成すべきか」が大掴み過ぎてリアリティに欠けるよう感じたのがマイナスだが本の趣旨には合っていそう。読み返す度に違う学びがありそう。

  • 自分自身マネージャー、プレイングマネージャーになって日が浅いため参考にしたく読んだ本。マネージャーとして求められる能力や具体的なアクションについてバランスよく記載された良い本だと思う。

    マインドを維持するために最も助けになるものを1つに自分の仕事に耳を傾けてくれるサポーティブな他者をいかに探すかと言う点があります。端的に言うとマネージャーとして心が折れないようにするためには孤独なマネージャーにならないことです。助言客観的な意見をもらえる人的ネットワークをいかにつくるかということが重要です。

    マネージャーが下した判断が、すべての人の賛同を得られる事はほとんどありません。マネージャーの意思決定はそもそもそのようなものです。意思決定がグレーだからと言ってまたすべての人の賛同を得られないからといって、一喜一憂する必要はありませんし不安に感じる必要もありません。自信を持って決めきることが大切ですし、決め切った後はやり切ること、内示は部下にやらせ切ることが大切です。

  • ・「自分が動いてきた人」が「自ら動かないこと」を求められている
    ・「他社によって物事が成し遂げられる状態」をつくること。
    ・挨拶や、ベクトル合わせや、連絡や
    ・分析や、伝達や、宣伝や
    ・変革や、障害やりくりや、配分や、決定や
    ・目標咀嚼→部下を育てる→自分で仕事をしない
     ※逆のスパイラルに陥らないように
    ①部下育成
    中期的には底上げだが、育成といえどもプライオリティを決める。
    能力<難易度 となるような挑戦空間を作り出す。ただし、目標を納得していなければ無茶ブリ、振り返りは詰め込みととらえられかねない。
    自分がやると早いが部下にやらせる。
    面(職場の複数人)で育成。
    ②目標咀嚼
    ポジティブストーリを作り、上司との政治交渉を克服する。
    繰り返し目標を口に出し、メンバーの腹に落ちて実行すること。
    日常的な関係構築、現状理解、客観的なロジックg大切
    ③政治交渉
    他部門とも同様。数字と「錦の御旗」の提示が大切
    ④多様な人材活用
    年上部下に指示するときは、「権力者が指示」するのではなく「立場上、役割上 指示をする人」として。
    ⑤意思決定
    現場から学ぶこと。メリットとリスクを計算。
    迅速な意思決定ができるのは、いつも考えていることと同義。
    自信をもって決めきることと、決めたらやりきること(やらせきること)
    ⑥マインド維持
    孤独にならないよう、耳を傾けてくれる「他者」の存在をメンテナンスする。
    ⑦プレマネバランス
    「他人に任せられること」「自分がやらないこと」を決める。
    1.やりたいこと、2.やらなければならないこと、3.自分がサポートするなら他人に任せられるもの、4.自分のサポートなしでも他人に任せられるもの
    3,4を部下に任せていくことで部下の成長とともにプレマネバランスが取れる。

  • マネージャーになっていくプロセス分解と可視化。
    心構えや考え方。

    小学6年生から中学一年生になる感覚の例えはなるほど。

  • 具体的な話、新任マネージャの悩みが書かれていて面白い。
    マネージャーになる人にはぜひおすすめしたい。

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著者プロフィール

立教大学経営学部教授

「2021年 『中小企業の人材開発』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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