日本との出会い (中公文庫 M 11)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122002241

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  • 日本文学者ドナルドキーンさんの前半生の自伝。
    彼の日本文学への想いが伝わる本。何度でも読み返す価値がありそう。

  • 1975年6月初版発行、2002年11月15刷発行 今となってはとても信じられないが、平和の擁護者としてかくも有名になったラッセル卿が、当時はソ連に即刻原子爆弾を落とした方がいいという意見に賛成だった 

  • 大戦前後の欧米における日本語学習事情や、キーン氏来日後知己を得た文豪との関係などが興味深かった。知的な教養人だけど、日本(文学や文化など)への思いは熱く、時にはやや感傷的だったりする。

  • ドナルド・キーンが師の角田柳作について書いた「ニューヨークの一人の日本人」がいい。驚くべきはキーン氏の勉強家ぶりで、その彼が「先生は私の知っている人で、一番の勉強家であるに違いない」と言うのだから二度驚く。博識の角田は大学の歴史にも詳しかったらしい。

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著者プロフィール

1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学名誉教授。日本文学研究者、文芸評論家。2011年3月の東日本大震災後に日本永住・日本国籍取得を決意し、翌年3月に日本国籍を取得。主な著書に『百代の過客』『日本文学の歴史』(全十八巻)『明治天皇』『正岡子規』『ドナルド・キーン著作集』(全十五巻)など。また、古典の『徒然草』や『奥の細道』、近松門左衛門から現代作家の三島由紀夫や安部公房などの著作まで英訳書も多数。

「2014年 『日本の俳句はなぜ世界文学なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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