藤子・F・不二雄SF短篇集 (1) 創世日記 中公文庫―コミック版 (中公文庫 コミック版 ふ 1-1)
- 中央公論新社 (1994年9月18日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122021488
感想・レビュー・書評
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■SF短編集1 創生日記(全7話)
マイ・シェルター
創世日記
いけにえ
街がいた!! ★ビジュアルが凄い。
老年期の終り ★マギー若き日の歌。
うちの石炭紀
みどりの守り神 ★タルコフスキー。 -
SFだわー、と思った。シビアな物語が展開される中での脱力的な名付けのセンスが素敵。
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ゴキブリの話は少し不思議を実践した人間風刺の傑作。
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「マイ・シェルター」「創世日記」「いけにえ」「街がいた!!」「老年期の終り」「うちの石炭紀」「みどりの守り神」収録。
SF全短編中公愛蔵版から抜粋とのことで(1巻だけ実家にある)、「いけにえ」は読んだことありました。
「老年期の終り」たまらん。
もちろん「みどりの守り神」も。 -
創世日記が面白い。全般的にドラえもんよりダークですが、読んでみて下さい。
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もったいないなあ、とまたしても思ってしまった。
手塚治虫といえば『鉄腕アトム』、不二子・F・不二雄といえば『ドラえもん』という図式に対して。わたしはこれを読んで、不二子・F・不二雄の真髄ここにありという感じがしたのだ。
不二子・F・不二雄のSF(すこし・ふしぎ)は日常の中に潜んでいる非日常を描いている、とよく言われる。冴えない浪人生がひょんなことから神様になってしまったり、マイホーム購入から核問題へ拡がっていったり。そんな些細なことから物語は展開していく。不二子さんはきっとこんなことがあったらおもしろいだろうな、というひらめきから物語をつくっていったのではないのだろうか。
こどもの発想から大人のロジックへ。
どの作品も20年以上経った今読んでも決して古くはない。こどもの視点を大切にしつつ、大人を喜ばせることもできる作品をうみだすことのできる、不二子・F・不二雄さんは本当に素敵な人だ。 -
線が安定してて、とっても落ち着いた絵はもはや図案化されたような感じで、音や激しさなんかの情感は感じないのだけど、それがこのちょっと不思議なお話と妙に合ってて面白い。地球を作る話やゴキブリの話が特におもしろかった。