エースをねらえ 14 (中公文庫 コミック版 や 1-14)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122023055

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  • 英国のホープ、ベル・ブラウンに苦戦の末、勝利したひろみ。
    そして決勝へと勝ち進み、強敵ジョージィと対戦することになる…。
    ひろみは、藤堂、お蝶夫人、桂コーチらの見守るなか、いままでのすべての思いをこの試合に賭けて戦う。

    国際女子トーナメント、ひろみは打点を変えるプレイで決勝へと進んだ!
    そして、生まれて初めての国際クラスの大会での優勝カップを手にすると、それを宗方コーチに見せるように高々と天にかかげた。
    次の舞台はあこがれのウインブルドン!!

    桂コーチが、ひろみのために毎朝コートの整備をしているということをお蝶夫人がひろみに伝えた場面、とても胸を打たれた。
    そして、武者修行のために日本を発つ前日、ひろみが涙を流しながら桂コーチの盃に酒を注ぎ、それを飲んだコーチが一言、
    「うまいっ!」
    この言葉をもらうために、ひろみは宗方コーチの死を乗りこえてここまでがんばって来たんだな。
    本当にすばらしい、感動的な場面だと思った。

    「岡!
    エースをねらえ!」
    宗方仁と桂大悟、2人の偉大なコーチに育てられた岡ひろみは、世界へ向けて飛び立って行った―

    この漫画は、ただの「スポーツ根性もの」ではない。
    そういうジャンルを超えた深さや重さがある。
    ラケットを手にボールを追うひろみの姿はとても輝(あかる)く、また、宗方・桂両コーチの発する言葉は、1つのものに打ち込んで生きていくことの喜びを教えてくれる。
    テニスというスポーツをし、この漫画に出会えた自分はとても幸運だと思う。
    「ドン底を知った者こそが強いのだ!」
    と仁のおじいさんは言った。
    迷って、自分の人生がつまらないものに思えたとき、この漫画をふたたび手にすれば、輝きを取りもどすために必要な言葉がきっと見つかる気がする。

    「負けることをこわがるのはおよしなさい!
    たとえ負けても
    あたくしはあなたに責任をおしつけたりはしない
    それより
    力を出しきらないプレイをすることこそをおそれなさい!!」
    (お蝶夫人)

  • やっぱり何度読んでも泣ける。
    お蝶様にぞっこんですよ、マジで。

  • 子供のころのうろ覚えな記憶ではスポコンものかとずっと思っていたけど、改めて大人になってから読んでこんな話だったのか!と。こんなに泣けた作品は他にはちょっと思いつかない。

  • 【M】【完結】

  • 全巻あり

  • 全14巻

  • 泣けます。

  • 読む前には、こんなにめり込むように好きになるとは思いませんでした。私は先入観から、お蝶婦人の事を誤解していたのですが(笑)、読むにつれ登場人物の情の深さにやられっぱなしでした。久々に号泣しました。絵に抵抗がなければ是非読んでもらいたいお話です。

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