栄光のナポレオン: エロイカ (12) (中公文庫 コミック版 い 1-31)

著者 :
  • 中央公論新社 (1997年10月18日発売)
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122029781

感想・レビュー・書評

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  • ナポレオンの最後だけでなく、ナポレオンの家族・配下やブルボン王家、タレーラン、フーシェなどの人物の処遇、ナポレオン死後にフランスの辿った道について触れて欲しかったので、あまり満足しなかった。

    漫画の後に取材の旅行記があったが、個人的には、そちらの方が読み応えがあった。

  • 巨星堕つ。人間ドラマ、群像劇としては駆け足過ぎたきらいはあるが(それだけ波瀾万丈だということでもあるが)、ナポレオン一代記としては充分楽しめた。また、こういうマンガは歴史のとっかかりとしては有益。日本国憲法との関係でフランス革命を、そしてそれの後継としてのナポレオン史はもう少し知りたいと思っているので、良いタイミングで読破できたよう。

  • ★1814年 45才
    04月06日 ナポレオン退位
    04月20日 ナポレオン、フォンテーヌブローで近衛隊に別れを告げ、エルバ島へ向かう
    ★1815年 46歳
    03月01日 ナポレオン、エルバ島を脱出しジュアン湾に上陸
    03月20日 チュイルリー宮に帰還
    06月15日 フランス軍、ベルギーに進軍
    06月16日 リニーの戦勝
    06月18日 ワーテルローの敗戦
    06月22日 ナポレオン、二度目の退位
    07月14日 ナポレオン、イギリスに亡命を求める
    10月 セント・ヘレナ島に到着
    12月10日 ロングウッドでの生活がはじまる
    ★1821年 52才 
    5月5日 午後5時49分 死去(お誕生日前なので享年は51才)

  • フランスはもうこの私を必要としていないのか。
    この20年余り、数々の戦闘を繰り返し、祖国に栄光をもたらしてきた、この私を。
    悲しいかな、戦争につぐ戦争によって成り上がってきた男は戦争を辞めてしまったら、その存在価値を無くしてしまう。つまり英絵院に戦争を続けざるをえないということになる。
    政治に過ちはつきもの。貴方様は最後のところで非情になれなかった。

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著者プロフィール

1947年12月18日大阪市生まれ。
東京教育大学(現・筑波大学)文学部哲学科在学中より漫画を描き始め、1972年から連載を始めた代表作『ベルサイユのばら』は空前のヒットを記録し、宝塚歌劇団の舞台でも上演されるなど、漫画の枠を超え幅広い層に永く愛される。
現在は活動の幅を広げ、劇画家、声楽家としても活躍の幅を広げている。

主な作品
『ベルサイユのばら』
『オルフェイスの窓』
『女帝エカテリーナ』
『天の涯まで-ポーランド秘話-』
『栄光のナポレオン-エロイカ-』
『おにいさまへ…』

「2013年 『聖徳太子(7) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田理代子の作品

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