月光の東 (中公文庫 み 30-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122036437

感想・レビュー・書評

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  • 1人の女性と
    その周りのひとたち

    大きな
    波こそ
    あるわけではなく

    各々の生き方や
    考え方に

    どんどん
    引き込まれていく

    本に重ねて
    自分生き方を
    考える

  • ちゃんとした小説というのが、感想かも。
    よねかという人の目から見た話しの方が説得力がある気がする。

    あまりにも、わたしの世界とは離れすぎているけど、美しいか故に、それを武器にし、自分で選んだ道をりんと生きている女性。

    子供だったことがない人だったんだろうなぁ。

  • やっぱりすごく日本語が美しい!合田澄江からの1通目の手紙が好き。合田澄江のキャラクターもこの本の中では一番好きだな。

  • やっぱり美人は・・・って感想だわ(笑)

  • てすとです。

  • p45
    この自転車、クシムナレーって名前をつけたんだ
    →きゅんきゅんするー!

    p142
    何だか稚拙な挨拶をかわし
    →なんだか、てつけるのがなんかイイ。照れてる感じ、躊躇してる感じ?

    p223
    親しくなりすぎることが、お互いの負担になる場合もあると考えたのだ。
    p245
    人間のちっぽけなおろかな、卑しい欲望を吹き流す風に向かって立っていたい。
    p386
    業が謝せんと欲するが故に病む
    p435
    過去は、きみのうしろをついてくる骸骨にすぎない。ときどき話しかけてくるが、放っておけばいい、って。

    結局、よねかがどんな女性化まったくわからなかった。男はたいてい良い印象、女はあまりよくない印象を残してるよねー。雪国の真っ白な風景とか、牧草広がる大地に建つ学校、コサイサイの高級なたたずまい。
    キレイでしみじみ。きっと、もう世ね課をさがすことはないナ。

  • 著者の作品中では一番好き

  • 文章ひたすら美しい。繊細とはこの事だと思う。でも、内容にはそこまでは入れなかった。

  • 謎に満ちた美女に振り回され、心をとらわれる男女の物語。宮本輝の作品の、美しい大阪弁がとても好きなのですが、この作品はみな標準語で少し残念。それでも言葉使いが美しくて素敵だなーと思いました。

  • >226
     〈綺麗さび〉

    >326
     生きるということは、自分を肯定することから始まるのかもしれない。

    >249-250
     「過去は、きみのうしろについて来る骸骨にすぎない。ときどき話し掛けてくるが、放っておけばいい、って」

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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