- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122036437
感想・レビュー・書評
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1人の女性と
その周りのひとたち
大きな
波こそ
あるわけではなく
各々の生き方や
考え方に
どんどん
引き込まれていく
本に重ねて
自分生き方を
考える詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちゃんとした小説というのが、感想かも。
よねかという人の目から見た話しの方が説得力がある気がする。
あまりにも、わたしの世界とは離れすぎているけど、美しいか故に、それを武器にし、自分で選んだ道をりんと生きている女性。
子供だったことがない人だったんだろうなぁ。 -
やっぱりすごく日本語が美しい!合田澄江からの1通目の手紙が好き。合田澄江のキャラクターもこの本の中では一番好きだな。
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やっぱり美人は・・・って感想だわ(笑)
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p45
この自転車、クシムナレーって名前をつけたんだ
→きゅんきゅんするー!
p142
何だか稚拙な挨拶をかわし
→なんだか、てつけるのがなんかイイ。照れてる感じ、躊躇してる感じ?
p223
親しくなりすぎることが、お互いの負担になる場合もあると考えたのだ。
p245
人間のちっぽけなおろかな、卑しい欲望を吹き流す風に向かって立っていたい。
p386
業が謝せんと欲するが故に病む
p435
過去は、きみのうしろをついてくる骸骨にすぎない。ときどき話しかけてくるが、放っておけばいい、って。
結局、よねかがどんな女性化まったくわからなかった。男はたいてい良い印象、女はあまりよくない印象を残してるよねー。雪国の真っ白な風景とか、牧草広がる大地に建つ学校、コサイサイの高級なたたずまい。
キレイでしみじみ。きっと、もう世ね課をさがすことはないナ。 -
著者の作品中では一番好き
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文章ひたすら美しい。繊細とはこの事だと思う。でも、内容にはそこまでは入れなかった。
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謎に満ちた美女に振り回され、心をとらわれる男女の物語。宮本輝の作品の、美しい大阪弁がとても好きなのですが、この作品はみな標準語で少し残念。それでも言葉使いが美しくて素敵だなーと思いました。
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>226
〈綺麗さび〉
>326
生きるということは、自分を肯定することから始まるのかもしれない。
>249-250
「過去は、きみのうしろについて来る骸骨にすぎない。ときどき話し掛けてくるが、放っておけばいい、って」