虹色のトロツキ- (8) (中公文庫 コミック版 や 3-26)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122037229

感想・レビュー・書評

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  • あまりにもっともなセリフ。著者のあとがきで「固有の領土」という言葉のあいまいさとも関係して。満州国とは何だったのか・・・。

    麗花「こんな戦争に何の意味があるの!!何のためにこんなところで殺し合いをするの!?こんななにもない草原だけの土地で!!もともと誰のものでもない土地だったのに!!包に住むモンゴル人が羊や馬に好きなだけ草を食べさせていたのに!!何百年もそれでよかったのに!!殺し合いが好きならそんな人たちは勝手に殺しあうといい!!」

  • 戦争をテーマの一部に扱った作品なので、力強くも哀しい物語だった。人類が体験した過去の悲劇を忘れないように、現代にまで残そうとしている安彦さんのテンションみたいなものも最後に感じた。

  • ★下のほうでラストシーンに触れていますのでご注意ください



    ■1巻
    とりあえずおもしろいけれど ナムジとは違ってバックグラウンドとしての知識がほぼゼロなのでそのあたりはなんともいえん 少し予備知識を入れてから読んだほうがいいかな 2巻はいつになったら借りられるだろう?

    ■2巻
    面白いような気がするがいかんせn予備知識がなさすぎてナムジとは違う 少しウィキなど読んでからのほうがいいか?

    ■満洲事変 - Wikipedia
    虹色のトロツキーの前知識として読んだ うーむぜんぜん知らんかったわい 太平洋戦争は陸軍とくに関東軍の暴走がきっかけってことになるのかな

    ■3~5巻
    おもしろい グイグイ引き込まれる でも一回読んだだけでどうこうと言えるほどの知識がない
    安彦本当に絵がうまい 筆で描かれた線が力強くかつしなやか まさに肉筆 ナムジ買おうかなー

    ■6巻
    李香蘭が出てきたと思ったら おお麗花も再登場!

    ■8巻
    p.85 麗花が泣き叫ぶ

    こんな戦争になんの意味があるの!?
    なんのためにこんなところで殺し合いをするの!?
    なにもない草原だけの土地で
    もともとは誰のものでもない土地だったのに
    包(パオ)に住むモンゴル人が羊や馬に好きなだけ草を食べさせていたのに!
    何百年もそれでよかったのに!

    --
    あの草原を思い出すとまさにそのとおりだと思う 誰のものでもない ただの広大な草原

    -----
    p.268 草原に倒れ込むウムボルト

    (生まれてくる麗花との子どもに)
    どんな子だって どっちに似てたっていい
    幸せにさえなれれば
    こんな時代じゃない もっといい世の中なら 幸せになれるよ きっと……
    いい世の中っていうのは 人と人がみんななかよくできる世の中のことだ
    そんな日が速くくるといいな……

    --

    ラストシーン 55歳の息子の姿に重なる若きウムボルトの姿 笑顔 彼の祈りがかなったのか

  • カバーデザイン/中山泰次郎

  • 満州国に関わるもろもろを、日本から距離を置く立場で描かれた意欲作。興味深く読了。

  • 歴史と言うか国家に翻弄される一人の男の物語。
    最後、ちょっと泣ける。

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  • まあなんかいろいろ謎のまま残った感はあるけれど、いい終わり方だったんじゃないかな。
    全体としてみるとスロースタートではあったけれど、最終的にはよい物語だったように思う。現代史の勉強にもなるしね。

  • 中国、長春などを舞台とした作品です。

  • 巻末で自ら述べている通り、テーマに押しつぶされたか

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著者プロフィール

1947年北海道生まれ。66年弘前大学入学、学生運動の結果、除籍。上京後、アニメーターとなり「機動戦士ガンダム」「巨神ゴーグ」を生み出し、のちに漫画家に転身。
作品『アリオン』『クルドの星』『ナムジ 大國主』『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』『ヤマトタケル』『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』ほか
著作『原点THE ORIGIN』(岩波書店)ほか。

「2018年 『革命とサブカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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