日本人の内と外 (中公文庫 し 6-57)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122038066

感想・レビュー・書評

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  • 司馬遼太郎対話選集〈4〉日本人とは何か
    日本人の内と外(山崎正和)
    https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784166414406
    司馬遼太郎対話選集〈2〉歴史を動かす力
    近代化の推進者明治天皇(山崎正和)
    https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784166414208

    「対談的人間」を悼んで(文庫版のためのあとがき 山崎正和 2001 春)

  • 文明・文化に造詣の深いお二人の「日本人の内と外」という対談本、内容は
    はしがき 司馬遼太郎
    Ⅰ日本人論の成立 
     日本人論の系譜 日本人論の背景 日本社会の特徴
    Ⅱ日本の性格
     結節点のある国 日本人の合理主義とリアリズム
     日本的秩序と普遍性 だれが能力を発揮するか
     技芸と正義をめぐって 西郷隆盛と大久保利通の違い
    Ⅲ都と鄙の文化
     「鄙」が「都」へ流入する 都会の成立条件
     「夜の文化」のはじまり 都市と農村の相互理解
     公文化と私文化の中間 志ある都市構想
    Ⅳ日本人の典型
     『木曜島の夜会』の日本人 変わり者の典型
     宮本武蔵と西遊記 日本人の清算主義
    Ⅴ日本人の自己表現
     儒教国でも仏教国でもない 日本人とはなにものか
     住民意識と神国日本とのあいだ 異質文化との接触
     日本国憲法の意味 大衆社会のなかで
    あとがき 山崎正和

    今、テレビで「ユーは何しに日本へ」とか「日本にご招待」という番組があるが、日本人が歴史的に育み積み上げてきたことが世界の人間にインパクトをあたえているという現象が紹介されている。
    昭和の時代のお二人の対談である日本人がⅠ〜Ⅴの対談のなかで語られていた中身にヒントが多数ありました。

  • 14/5/17読了

  • 対談内容もさることながら、司馬遼太郎がはしがきとして巻頭で、山崎正和があとがきで、対談の相手について書いている文章は、お互いの観察眼、人物観がよく表れていて面白く、そこそこ必見じゃないかと思う。
    とくに文庫版のあとがき。これは司馬遼太郎ファンにはぜひ読んでみてほしい。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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