マンガギリシア神話 (5) (中公文庫 S 19-5 マンガギリシア神話 5)
- 中央公論新社 (2004年3月25日発売)
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感想 : 7件
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- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122043466
感想・レビュー・書評
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大神ゼウスの子ヘラクレスは超人的怪力で、瞬く間に世界中に英雄として知られる。
そのヘラクレスの生き方は男気に富んでいて豪快。
しかし栄光ばかりではなく悲惨な生涯でもある。
そんな両極端な運命のめぐりあわせが読み手を惹きつけるのではないでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/771683 -
2014年11月20日読了。ヘラの乳を飲み不死の肉体を得た英雄ヘラクレスの12の難行や、メデューサを倒した英雄ペルセウスなど英雄たちのエピソードを収録。エピソードはどれもムチャ強いヘラクレスが怪物を倒し課題をクリアする、というものだが、ヘラクレスが試練の途中にイアソンの黄金の羊毛探索の旅に加わったり、12の難行以外にも各地で「ここにもヘラクレスが訪れたのだ」と町おこしのようなことを言い出したというこぼれ話が面白い。ヘラクレスの最後は、妻の疑心暗鬼から毒で全身の表皮を焼かれるが不死の肉体のため死ねずゼウスに祈り星に変えてもらう、というものだが、ケイローンやプロメテウスなどギリシア神話には「不死の肉体ゆえ死ねず苦しむ」というエピソードが多く、ギリシア人の「有限の命ゆえ尊い」という価値観をうかがい知ることができる。
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