伝説の終焉 6 (中公文庫 か 68-18 デルフィニア戦記 第 4部)
- 中央公論新社 (2005年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122046122
感想・レビュー・書評
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シリーズ本編の最終巻。
いや、なんというか感慨無量。
これぞ大団円の巻だった。
物語の最初から、いつかリィは帰って行くのだと分かっていたけれど、実際にその時を迎えるのは、寂しいものだね。
物語的には、タンガとの戦いの残りとパラストとの戦いの決着が主なのだけど、もう結構早い段階からリィが帰ってしまう事への惜別が感情の大きな部分を占めてしまった。
そう言う意味では、合戦場面は脇に追いやられてしまった印象。
でも、それは仕方ないよね。
ハイライトは、やっぱりリィとウォルの別れのやり取り。
夜の湖畔のやり取りもいいし、戦場での最後の最後、互いに楽しかったと笑いあい、『また会おう。俺はそう信じている』と言うウォルに小さく頷くリィ。
シリーズ駆けて紡がれた二人の絆を観るようで胸が熱くなった。
寂しいけれど、これで二人のお話は完結。
最後まで読めて良かった。
作者にありがとうと言いたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本当に面白かった!!!!
全18巻と長かったけれど、あれよあれよという間に最終巻……。
冒険小説として、貴種流離譚ものとして、最高にわくわくする物語です。
そして何よりウォルやリィを始めとした愛すべきキャラクターたち。温かく豊かなウォルに、豪胆かつ快活なリィとルウ、徐々に人間性を取り戻していくシェラ、天真爛漫なポーラ……すべてのキャラクターに物語があり、いつまでも読み続けたくなります。
読み終わってしまうのが本当にもったいなく、残りのページが少なくなっていくにつれて、寂しくて仕方ありませんでした。
外伝を読むのが今から楽しみです!
この物語に出会えたことに心から感謝します。 -
全18巻読了。ほぼ一気に読みました。面白かったです。
私はシリーズ終了後一気読みだったから良かったけどコレ、シリーズが出るのをじりじり待っていた一巻発売時からのファンは大変だったろうなあ~
ファンタジー異世界もの、設定は中世辺りというイメージの割には戦闘や兵法が綺麗ですがまあファンタジーだし。ルゥが良いキャラなのにすぐに退場で寂しいな。最後王様と王妃の別れには泣かされました。ウォルは良いねえ~ 惚れるキャラです。モエは無いけど。
結局リィは何者でなんだったのか、というのは別の物語に引き継がれるのでしょう。
個性的かつ魅力的な登場人物がたくさんで、お話もシリアスとコミカルな面と両方あってエンターテイメントな作品でした。後は外伝も読もうと思います。
いやあ、面白かった。 -
終わっちゃったけど悲しいさよならじゃなくて良かった。
長かったけどあっという間に読んじゃった。
こんなにリィが規格外なんだからウォルが言ってくれたみたいにまた会えるような気がしちゃう。
リィが帰った後のコチラの世界もあちらの世界も気になるなあ
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伝説の終焉〈1〉にて。
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最終巻。
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18巻+外伝(1)読了。ライトノベルなファンタジー....。やっていることは戦争でも口調が軽いので、あまり重い気分にならずに読めた。リィたちの登場するクラッシュ・ブレイズへいくべきか....。
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ついに読み終わった~。短いようで長かった…。
なんだか最後はあっけなかったなぁ。
中盤であんだけ、脇役に愛を注いで書いてたのに
最後もうちょっとくらい書いてくれても…と
思わずにはいられないw色々とその後が気になる。