伝説の終焉 6 (中公文庫 か 68-18 デルフィニア戦記 第 4部)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046122

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ本編の最終巻。
    いや、なんというか感慨無量。
    これぞ大団円の巻だった。

    物語の最初から、いつかリィは帰って行くのだと分かっていたけれど、実際にその時を迎えるのは、寂しいものだね。
    物語的には、タンガとの戦いの残りとパラストとの戦いの決着が主なのだけど、もう結構早い段階からリィが帰ってしまう事への惜別が感情の大きな部分を占めてしまった。
    そう言う意味では、合戦場面は脇に追いやられてしまった印象。
    でも、それは仕方ないよね。

    ハイライトは、やっぱりリィとウォルの別れのやり取り。
    夜の湖畔のやり取りもいいし、戦場での最後の最後、互いに楽しかったと笑いあい、『また会おう。俺はそう信じている』と言うウォルに小さく頷くリィ。
    シリーズ駆けて紡がれた二人の絆を観るようで胸が熱くなった。
    寂しいけれど、これで二人のお話は完結。
    最後まで読めて良かった。
    作者にありがとうと言いたい。

  • 本当に面白かった!!!!
    全18巻と長かったけれど、あれよあれよという間に最終巻……。
    冒険小説として、貴種流離譚ものとして、最高にわくわくする物語です。

    そして何よりウォルやリィを始めとした愛すべきキャラクターたち。温かく豊かなウォルに、豪胆かつ快活なリィとルウ、徐々に人間性を取り戻していくシェラ、天真爛漫なポーラ……すべてのキャラクターに物語があり、いつまでも読み続けたくなります。

    読み終わってしまうのが本当にもったいなく、残りのページが少なくなっていくにつれて、寂しくて仕方ありませんでした。

    外伝を読むのが今から楽しみです!
    この物語に出会えたことに心から感謝します。

  • 全18巻読了。ほぼ一気に読みました。面白かったです。
    私はシリーズ終了後一気読みだったから良かったけどコレ、シリーズが出るのをじりじり待っていた一巻発売時からのファンは大変だったろうなあ~

    ファンタジー異世界もの、設定は中世辺りというイメージの割には戦闘や兵法が綺麗ですがまあファンタジーだし。ルゥが良いキャラなのにすぐに退場で寂しいな。最後王様と王妃の別れには泣かされました。ウォルは良いねえ~ 惚れるキャラです。モエは無いけど。
    結局リィは何者でなんだったのか、というのは別の物語に引き継がれるのでしょう。
    個性的かつ魅力的な登場人物がたくさんで、お話もシリアスとコミカルな面と両方あってエンターテイメントな作品でした。後は外伝も読もうと思います。
    いやあ、面白かった。

  • 終わっちゃったけど悲しいさよならじゃなくて良かった。
    長かったけどあっという間に読んじゃった。
    こんなにリィが規格外なんだからウォルが言ってくれたみたいにまた会えるような気がしちゃう。

    リィが帰った後のコチラの世界もあちらの世界も気になるなあ

  • 長かった。大きく分けて王様が王座を取り戻す戦と、隣国との戦でした。懐が広い王様とその王様のことが気に入った他所の世界の女の子(実際は男の子)がでてきます。女の子がかなりのチートだったので、勝てて当たり前の戦と思ってしまいあまりハラハラすることはないです。たまに負けますが、大勝利につぐ大勝利です。敵国の王様もいかにも悪い人なので、あまり愛着も持てず。
    でも、終わり良ければ全て良しです。登場人物はいい人たちばかりなのでイライラすることなく読み切れました。ワクワクする楽しい時間をありがとうございました!

    〜戦記とあるので、あんまり恋愛話はないのかな?と思ってましたが戦と戦の小休止の3,4冊くらいは仲間の結婚話が複数ありました。これが唯一辛かった。。分量多すぎてテンポ悪いなと感じました。。(しかもキュンとするようなドキドキもない。)私は第1部が一番面白かったかなと思います。

  • 伝説の終焉〈1〉にて。

  • とうとう最終巻。
    さらさら読めたので、長かった感じはしない。
    面白かった。

    リィは自分の世界に帰るのも、
    シェラがついていくのも予定通りだが、
    さらに連れがいるとは思わなかった。

    この後の話は読もうかどうしようか。

  • 最終巻。

  • 18巻+外伝(1)読了。ライトノベルなファンタジー....。やっていることは戦争でも口調が軽いので、あまり重い気分にならずに読めた。リィたちの登場するクラッシュ・ブレイズへいくべきか....。

  • ついに読み終わった~。短いようで長かった…。
    なんだか最後はあっけなかったなぁ。
    中盤であんだけ、脇役に愛を注いで書いてたのに
    最後もうちょっとくらい書いてくれても…と
    思わずにはいられないw色々とその後が気になる。

著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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