〈女らしさ〉の文化史: 性・モード・風俗 (中公文庫 お 68-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122047259

感想・レビュー・書評

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  • 2019.5.20

    身体性とか、物理的な影響が心理を変化させるのおもしろい

  • 新書文庫

  • [ 内容 ]
    女らしさはどのように作られたのか?社会と文化に作られた幻想は何故、無意識に受け入れられたのか?
    近代に誕生したモード・美容・小説・絵画の表現や、医学書・作法書の記述から美意識・官能など感覚の変化を辿り、歴史空間のなかで見つめられ規制されてきた「女の身体」の表象を解読、眼差しの構造を浮き彫りにする。
    図版多数収録。

    [ 目次 ]
    序論
    1 語られる身体(女・医学・病;見つめられる女たち;美の表象とレトリック)
    2 身体の規範化(表層の形成;飼いならされる身体―礼儀作法書のディスクール)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 身体論に興味が持てた本。コルセットあたりは既知の内容だったからかなりすっ飛ばしたけど、“見られる”存在である女性が19世紀にどのように扱われたのかが詳しく論じられている。

    19世紀のフランス文学が多く引用されているので、事前にでも事後でも読み進めて、その小説がどのような時代に書かれたのか確かめながら読み進めてみるのも一興。

  • フランスにおける<女らしさ>の文化を絵画や文学だけでなく、医学書からも考察。身体論。読み途中。

  • こういうのを読むのは初めて。おもしろかった。

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著者プロフィール

1956年生まれ。東京大学大学院博士課程中退、パリ・ソルボンヌ大学文学博士。現在、慶應義塾大学教授。専門は近代フランスの文学と文化史。著書に『ゾラと近代フランス』『革命と反動の図像学』(以上、白水社)、『写真家ナダール』『愛の情景』『身体の文化史』(以上、中央公論新社)、『犯罪者の自伝を読む』(平凡社新書)、『パリとセーヌ川』(中公新書)、『近代フランスの誘惑』(慶應義塾大学出版会)、『「感情教育」歴史・パリ・恋愛』(みすず書房)、『歴史と表象』(新曜社)など、編著に『世界文学へのいざない』(新曜社)、訳書にユルスナール『北の古文書』(白水社)、アラン・コルバン監修『身体の歴史 II』(監訳、藤原書店)、フローベール『紋切型辞典』(岩波文庫)、ルジュンヌ『フランスの自伝』(法政大学出版局)など多数。

「2021年 『歴史をどう語るか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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