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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122047662
感想・レビュー・書評
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これさー、90年前の作品だよね?ってくらい、面白かった。
谷崎潤一郎のこういう話、めちゃくちゃ面白いよね。痴人の愛的な感じでよかった。
ただ、あまりにも倒錯的、悪魔主義的だなと思うので、私は痴人の愛の方が好きだな
光子×園子、光子×孝太郎…
最後に服薬自殺を3人で図って、生き残ったのは園子なんだけど、園子が「自分だけ生き残ったのが悔しくて」って言ってたけど、それが光子の策略なのではと思うみたいなことで、死してなお、光子は園子の心を縛り続けるのか、と……すごい女だな。園子・孝太郎夫妻に薬を飲ませて続けたりとか……
こんな女、現実にいたらめちゃくちゃ怖いよね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初は読みにくいと思ったが、ぐいぐいと引き込まれた。最後は壮絶。序文はもともと標準語だったらしいけど、関西弁に直したとかで。
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『卍』の発表を聞く機会があって、急ぎで読了。
ひさびさの谷崎。
さすがにおもしろかった。
発表も良かったです。
園子の語り形式だけれど、それを聞いている「先生」の位置を問うた発表で、目を開かれる思いでした。 -
もう一度読まねばならないような、気がします。