ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫 も 25-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122047693

感想・レビュー・書評

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  • 草薙の感情が前よりも豊かになったかな。草薙と笹倉は結構良いコンビ(パートナー?)だと思う。何度も何度も草薙を飛ばせてやって欲しいっ!と、会社に対してイライラしました。難しい立場になってしまった…。ティーチャとのバトルは、かっこよかったー。

  • 「スカイ・クロラ」シリーズの3作目。

    今作は前2作よりもファンタジックな面が押し出されている。
    ストーリーとしては、クサナギと函南の出会い、ティーチャとの再会と戦闘。

    戦闘機乗りとしてずば抜けた才能を持つクサナギとその才能を広報に利用したい会社との軋轢も描かれている。

  • スカイ・クロラシリーズの中で一番好き。

  • スカイ・クロラシリーズ3作目。

  • 「スカイ・クロラ」で語られるあるエピソードから始まり、永遠の子供が変化してゆく物語。
    飛ぶことを追い求めていた彼女があのように変化した理由の一端を垣間みることができます。

    また、「スカイ・クロラ」では語り手だったカンナミが、幻影のように登場します。「見えない何か」は何でしょう?

    文章は相変わらず淡々としてはいるけれど、前回より感情が表出している点が興味深いですね。いくつかの謎を振りまいて終了するので、次回が楽しみでもあります。

    このシリーズは途中からでなく、「スカイ・クロラ」から読むことをお薦めします。

  • 2011.06.21

  • 前作よりもずっと彼女に近づいた。
    彼女の人間らしさや純粋さ、心の澱が。
    彼女がティーチャに見出したものは、憧れであり、楽しみであり、とっておきの遊び仲間。
    彼女には意志も思想もない。ただ自由に、飛んで、舞って、すべての不自由さから開放されたいと願っている。
    もっとも近い場所が「空」なのだ。

    しかし笹倉がここまで物語に干渉してくるとは思いもよらなかった。
    彼は彼女をどんな思いで見ているのだろうか。
    ただここには、残念ながら大人の出しゃばる幕はない。

    面白かった、と思う。
    なんか感想があやふやだけど;

    ここまで読めば読むほど、『スカイ・クロラ』は最後に読むものだろう。という気がしている。
    最後に救いをもとめてしまうから。
    このままでは残酷だ。

  • スカイクロラシリーズ。

    前作より、世界観が少し分かってくる。
    今後どうやって進んでいくのか気になってきた。

  • 再読。4回目だと思う。結末がわかっていたのもあって、なんとなく今回は最後の飛行シーンに半月くらい手をつけないでいた。果たして街に落ちていくときの草薙と自分をばっちりかさねてしまった。最後に翼を立ててすれ違う瞬間には苦しいくらい息が詰まってしまい。それにしても悲恋だなって思ったけど頭のなかで即座に違うって声がしました。飛ぶべき空のことを聞きたい。

  • S.Cシリーズはいい意味で頭に残らない。
    あまり起伏がなくてたんたんとしてる。
    キルドレと一緒。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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