- Amazon.co.jp ・本 (549ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122050440
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★☆☆ 星3つ
[感想]
モンゴルに対する印象は勢力を急激に拡大し、東西を結びつけたあとに溶けてなくなった印象があるのだが、思っていたよりもしっかりと残っていると感じた。
特に宋の文化の多くが金や元から日本に伝わったということは意外に感じるとともに、華北を抑えている国家という意味で言えば、当然とも言えるのかもしれない。
一方、西方ではイスラム世界においてはモンゴルの宗教とイスラム教に関する内容は難しいとは感じたか、なかなかに面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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第1部の記述は杉山先生のモンゴル熱が高く、賛否はあるかと思う。しかし、基本的にはモンゴルについて知るのに必須の入門編とも思える。この記述をみると世界歴史大系の中国史の杉山先生の記述は抑え目だったなあと思う。第2部もモンゴルを扱うが1部の通史的視点とは異なり、モンゴルの王権のあり方、イスラームとの関係を扱う。こちらも示唆に富む内容。モンゴルが世界史の大きな画期となっていることは確かで、その歴史を知るのにまずは読んでおいて良かった一冊。
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広大なユーラシア大陸を縦横無尽に疾駆した蒼き狼の群れは、たぐいまれな統治システムと柔軟な経済政策で世界市場最大の連邦国家を築いた。好戦的と思われがちな草原の民=モンゴルの知られざる実像を生き生きと描き出す。
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チャガタイカッコいいよ、チャガタイ!とハァハァして買ったので、チャガタイ以外あんまり覚えていません←
とても ストイックです……