評伝 河口慧海 (中公文庫 お 73-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122052338

感想・レビュー・書評

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  • 『チベット旅行記』の慧海さんはまるでスーパーマンなのだけれど、この評伝では、頑張り屋で意地っ張りで温かい慧海さんが立体的に浮かび上がってきて、とても面白かった。

    なぜ当時の仏教者たちがチベットを目指したのか、100年前の日本の仏教界や世界情勢も合わせて書かれていて、仏教と歴史がわからなくてもどんどん読める。登場人物はとにかく多いので、気になる人はメモしながら読み進めた方がいいかも。読み飛ばしながらでも十分おもしろいですが。

  • 明治のチベット鎖国時代に、ネパールからチベット入りした日本人僧侶、河口慧海さまの旅行記は、日本人初のチベット入国者として、とても興味深い当時のチベットの状況や入国から出国までの苦労など、冒険的な面白さあって何度も読み返しました。

著者プロフィール

高野山大学教授。

「2021年 『インド後期密教(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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