美女いくさ (中公文庫 も 26-2)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (545ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053601

感想・レビュー・書評

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  • 高まる権威に生じる おごり は人の心を惑わしむ。

    この本を読み終えた率直な感想は「戦国武将の盛者必衰の理」でしたが、来年の大河ドラマは『江 〜姫たちの戦国〜』ですね。

    浅井三姉妹の末妹となる江姫を描いた物語は、あまり見かけないように思うのですが、少しは予備知識をと思い手にした小説がこの一冊です。

    乱世から天下安泰にいたる時代のなかで三度にわたる婚儀を経験しつつも、強く生きた江姫を描いたこの小説。

    せつなく、はかなく、また勇気づけられといった内容であり、名だたる武将をしらなくともスラスラと読めるこの一冊の評価★は4つとさせて頂きます。

  • 生きることは戦うこと、戦う以上は勝たねばならぬ。いかにして勝つか
    江の生きた時代。

    時代が違うと生き方も選べないけれど
    現代のように選択肢が多いのが良いとも限らないと思う。

    自分の内なる哀しみに打ち勝つ強さ
    その必要性だけは時代を越えてかわらないと思う。
    前向きに生きましょう!

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著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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