遮断 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫 と 25-24 警視庁失踪課・高城賢吾)
- 中央公論新社 (2011年10月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122055438
感想・レビュー・書評
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阿比留室長の失踪事件が一段落し、失踪課も何とか落ち着いてきたかと思ったら、今度は失踪課員六条舞の父親が失踪!
事件性はないかと思われたが、身代金要求が届き、高城たちは振り回される。
そんな最中に、明神愛美にお見合い話!
高城は、彼女が必要なことを痛感する。失踪課の戦力として?個人的に?高城は戸惑いを隠せない。
高城と愛美の関係、あるいは法月の娘・弁護士のはるかとの関係。事件の本筋よりも、こちらの方が気になる(笑)
さらに、失踪課の面々のそれぞれの今後も。
このシリーズは特に、失踪課各員が良く書き分けられており、それぞれのスピンオフ作品が出ないものかと期待しているのだが・・・
このシリーズも、あと三話。高城の娘の行方も気になり、今後どう展開するのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
失踪課シリーズ第7弾。
失踪課の一員、六条舞の父親が失踪する。厚労省官僚の失踪であり、いろんな要素が絡んでくるが…
今回は少し政治色が強く、途中中だるみな感じで、シリーズの中ではいまいち。また一人、失踪課の一員が去っていくラストは、何となく悲しかった。 -
時々話の中に「刑事・鳴沢了シリーズ」鳴沢了の名が出てきていたのですが、
今回は「アナザーフェイスシリーズ」大友鉄の名が出てきて思わずニヤリとしてしまいました。 -
スポーツもの以外の堂場作品を半年くらいかけて読みあさっていました。もう読破したかな?と思ってた矢先、高城賢吾シリーズ最新刊を見つけてしまいました。
失踪人捜査課で謎の存在であったお嬢様の六条舞。彼女の父である高級官僚が失踪。極秘で行方を探すし始めて数日後に身代金要求の電話がある。しかし誰も身代金を奪いにこないうちに、本人が帰ってくるも、事情は話さない…
地味です。謎もそんなものかって感じでした。でもシリーズを読んでる音にとっては、高城がようやく娘を探すようになったこと、出世街道を外れて脱け殻だった室長がやる気を取り戻したこと、高城の明神への想いに少し変化があったことがおもしろいですね。ん?それだけかも??
あとは新キャラの使えないオッサン、田口。もしかしたらこのラッキーなオッサンが綾奈ちゃんの手がかりを見つけるのかも、なんて期待もしちゃいます。
さらにこの作品には堂場ファンにはお馴染みの他シリーズのキャラが少しずつ登場します。今回はアナザーフェイスのシングルファザーが高城達の話題にのぼっていました。あとは検事 城戸南さん。重要な情報をくれました。
次回作が楽しみなのがシリーズもののよさかな。 -
話のテンポも良く、けど決して無理な展開ではないので、一気に読める。
さすがの安定度。
いい意味で。 -
部下である六条舞の父親が失踪。今回は舞自身の家族が関わる事件なだけに、いつもの様なやる気のない喋り方でないのが新鮮。この事件をきっかけに刑事としてね自覚が芽生え、次のシリーズから頼もしくなるのか?と思ったら、違った。ちょっと残念な結末。
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あと残りわずか。