なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫 く 16-7)
- 中央公論新社 (2012年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122056671
感想・レビュー・書評
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題名に偽りあり。旧名の「日々是怪談」の方がいい。
第一、この作品集、フィクションがだいぶ入っているのでは。本人は、霊感に鈍感だと、繰り返し言っているが、もし本当にそう思っているなら、それこそかなりおかしいと思う。
次作も購入済みだが、何となく損した気分である。 -
工藤美代子さんに勝手に親近感を持っていて、別にワタシが霊的なものを見れる訳じゃないしノンフィクションが好きな訳でもないんだけれども、この話は本当に面白くて好き。作者が信じていない体験談やからこそ、怖くて時々笑えるのかもと思う。
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前作もそうだけど、三島由紀夫がらみ(&もう一人の文豪)のエピソードがなるほどーという感じ。A山が気になります・・・。最後の岩井志麻子女子との対談を読むと、一番怖いのは生きている人間ってことか。
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見える人には見えるし、見えない人には見えない。
科学だなんだといっても実際見た人にはかなわない
それが病気であれ、嘘であれ第三者がとやかく言えることではない。 -
読むのが無くて手にしたけど。この三流新書並みのタイトルはどうか。編集者、著者のセンスを疑う。
少しは何故視えるのか考察されるのかと思ったけど、全く無いぞ。披露されるのは古臭い怪談話だけ。
確かに感じちゃう、視えちゃうライター、作家が多いらしいけど、何故、今、このタイミングでこのタイトルでの再刊なの?
何か著者の「ノンフィクション」のノンの部分を疑いたくなっちゃう。
何かにのめりこんで調べ上げる為にはどこか思い込んでいく精神が必要なのかも、と無理やり考えてみたけどね。 -
この人、癖があるけど、おもしろい。