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- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122060050
感想・レビュー・書評
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「いつかの朝に」で知った今邑彩さん。最近ハズレが多かったので、きちんと読ませてくれそうだなーってことでこれ。
どうやら亡くなった後に未収録の短編を集めて出されたみたい。
それにしても裏切らないなー。どの話もすごくハマる。ゾクゾクしてラストにああ!ってなる。読んでいて楽しい。
個人的には「人影花」と「私に似た人」「鳥の巣」あたりがゾクゾクした。「人影花」なんて、意味がわかると主人公最悪やな、ってなったしな(笑)
読後感の良さはラストの「いつまで」かな。「もういいかい……」もある意味読後感はいいかも。
いやぁ。面白いなぁ……今邑さん、ハマりそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホラーミステリ短編集。単行本に収録されていないものがまだこんなにあったとは……嬉しい限りです。
お気に入りは「鳥の巣」。恐怖が一番じわじわと迫りくる一作でした。ネタとしてはありがちな話なんだけど、そんなことをまったく感じさせない圧倒的な迫力です。
「人影花」もいいなあ。予想できるような展開なんだけど、そこからが捻りもあって見事。そしてラストにはぞくりとしたものが残ったり。