誘爆 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫 と 25-35 刑事の挑戦・一之瀬拓真)
- 中央公論新社 (2015年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122061125
感想・レビュー・書評
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一之瀬拓真シリーズ第3弾。巡査部長の試験に合格、捜査一課への昇進の噂が流れるなか、丸の内のオフィスでの爆破事件が起こる。
新米だった一之瀬刑事が、自立していく過程が描かれていく。厳しくも温かい先輩に囲まれ、解決へと導いついく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一之瀬拓真シリーズ三弾。捜査の失敗を挽回する為に自分一人で手柄を得ようと考えるあたり、欲が出たなー。もう何かヤバいことが起こるフラグじゃん、と思ったら思った以上の出来事が起こった。それでも一之瀬は今後、今回の失敗を心に刻み、捜査一課へ異動していくんだ。
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2020.11.15読了
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一之瀬拓真シリーズ第3弾。
刑事3年目となった主人公もだいぶガツガツ捜査できるようになってきた様子。
1000万を抱えたまま殺された男と企業に爆弾がしかけられた事件を同時進行で捜査を進めていくお話。
恋人の深雪がチラっと登場。
失踪課の高城氏登場(高城氏はアチコチで登場するので作者お気に入りキャラとみた)。
ところどころ主人公の実は生意気な性格の部分が現れはじめたところでガツンと一撃してくれるあたり堂場氏さすがです。
次作より巡査部長としての活躍がはじまるようで楽しみ。 -
他人事だから若いなぁと呑気に読んでいられるが、こんな奴が部下にいたら堪らないだろうな。
少しずつ自覚が芽生えて成長する姿を追いかけてみたいと思えるのも、小説の中だからだろう。
その意味で貴重な経験です。 -
シリーズ3作品目。昇進試験にも合格し、この作品の後には移動が控えている様子の主人公です。この年齢にしては、重い十字架を背負ってしまったようで、今後の成長に注目です。作中、疾走課の高城警視が登場します。こっちのシリーズも読みたくなってしまいました。
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新米刑事・一ノ瀬拓真シリーズの第3弾。
今回は文面から暑さが伝わる夏を舞台に、一ノ瀬が悩み、凹み、ボロボロになりつつも、成長していく姿が描かれています。
新米刑事という立場ながら、どこか“持っている男”という感じは相変わらず。
その辺がこの作品の、一ノ瀬拓真の、魅力なんだと思います。
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6
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昇進試験に合格し一課への異動が目前となっている刑事の管轄で爆破事件と殺人事件が発生。
手柄を上げようとはやる気持ちを抑えられずに失敗をしてしまうものの、暖かく見守る周囲の人たちに助けられ見事逮捕に漕ぎ着ける。
一刑事の成長もメインストーリーとなっているため、事件の謎解きは少々おもしろみに欠ける気がした。 -
6月-11。3.5点。
ルーキーシリーズ、第三弾。
大企業に爆破脅迫電話が。警戒に当たるが、爆発。
一方、深夜の公園で殺人事件発生。
二つの事件に翻弄される主人公達。
一之瀬が巡査部長へ、昇進間近。
結構読ませる。次作も期待。