カロや-愛猫作品集 (中公文庫 う 37-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122071964

作品紹介・あらすじ

吾輩はカロである――。「猫の話」「カロ三代」など梅崎家代々の飼い猫・カロと家族をめぐる騒動を描いた小説・随筆を中心に、全集未収録の「ウスバカ談義」、童話「大王猫の病気」などを併録した文庫オリジナル愛猫作品集。〈解説〉荻原魚雷

感想・レビュー・書評

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  • やっと平熱で猫について語ってくれる作品に出会った。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50284486

  • これは愛猫家には向かない本。短編2本ぐらい読んだけど、いや、ヒドイ。
    百歩譲って、ネコが轢かれてペシャンコになっていくのを観察していたのはわかるけど、号泣はわからない。号泣するぐらいなら埋めてやるでしょ、心ある人なら。

    続く家のネコをとことんいじめる話も、腹が立ってゲンナリ。小人閑居してってことわざがあるけれども、ヒマを持て余した物書き、ロクなことしないな。
    本人はしつけとか言ってるけどただ単にネコを虐めたいだけのヤツ。自分より弱いものをいじめて悦にいってる話なんて不愉快でしかない。そりゃ、動物好きはお前の文章なんて二度と読まん、ってなるよな。と言う訳で読者から抗議の手紙をもらったという辺りは少しすっとしました。ダヨネ。

    とはいえ少し前の犬・猫の飼い方はこんなんだったんだよな~とぼんやり思ったりしました。

  • 吾輩はカロである――。「猫の話」「カロ三代」ほか飼い猫と家族とのドタバタを描いた小説・随筆を中心に編集した文庫オリジナル作品集。〈解説〉荻原魚雷

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著者プロフィール

梅崎春生

一九一五(大正四)年福岡市生まれ。小説家。東京帝国大学国文科卒業前年の三九(昭和十四)年に処女作「風宴」を発表。大学の講義にはほとんど出席せず、卒業論文は十日ほどで一気に書き上げる。四二年陸軍に召集されて対馬重砲隊に赴くが病気のため即日帰郷。四四年には海軍に召集される。復員の直後に書き上げた『桜島』のほか『日の果て』など、戦争体験をもとに人間心理を追求し戦後派作家の代表的存在となる。『ボロ家の春秋』で直木賞、『砂時計』で新潮社文学賞、『狂い凧』で芸術選奨文部大臣賞、『幻化』で毎日出版文化賞。一九六五(昭和四十)年没。

「2022年 『カロや 愛猫作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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