新装版-桃花源奇譚2-風雲江南行 (中公文庫 い 92-29)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122072442

作品紹介・あらすじ

「では、最初からご存知だったのですか」「貴殿が、この世に生れたときから」不老不死の郷・桃花源。その手がかりを求めて江南を旅する戴星たちは、道中盗みの嫌疑を掛けられるも、怪力の少年僧
と老師に助けられる。偶然に思えた彼らとの出会いは、十七年前の予言によって定められていた――中華歴史ファンタジー、白熱の第二巻!

感想・レビュー・書評

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  • やはり中華ものは楽しい(^^)
    続きを手に入れてないんだよね。

    現在、闘病中のため、外に出られないのです(;o;)

  • 一巻はすごく面白かったし好みだったのだけど、(仕方ないのかなあとは思うものの)会話と現状の説明、敵方の悪巧みの入念な振り返り、一巻と似たようなシチュエーションがどうしても多く、人探しも進まない、宝春の問題も進まない、この土地の成り立ちは云々というのが正直つらくて読み進めるのに時間がかかってしまった。
    史鳳と玉堂がなりゆきで一緒に旅に出ることになったあたりからは物語が動いて面白くなってきたのだけれど。
    こうなると、一巻では気にならなかった「さすがに美形多すぎじゃないか?」というところもちょっと気になり始めてしまう。戴星、希仁、玉堂はタイプ違うけどみんな美形。宝春も美少女。史鳳も今は謎のシミで見た目悪くなってるけど元々は美形。これも物語の宿命として仕方ないとは思いますが。
    宝春を表現する杏仁形の大きな眼という描写は好き。
    戴星たちの動向よりも史鳳の動向の方が面白いと感じちゃったのはちょっともったいなかったかなあ。
    ただ、ラストは「そう来たか」という感じで続きを読まざるを得ない。こんなの楽しすぎるので読まないわけにはいかないと思った。
    つくづく読書って読み手の体調やその時の事情なんかにも左右されたりするものだなと思ったりもしました。

  • 幻の郷・桃花源を探し都を出た一行は、道中盗みの嫌疑を掛けられる。亡国の宝と江南の歴史に隠された、桃花源の手がかりとは? 白熱の第二巻!

  • 桃花源の手掛かりを求めて、江南を旅する戴星達。文武を司る二人が戴星の元に現れる。仲間が増えて、さらに旅が続く。桃花源は、どこにある。これからどう展開するのか楽しみ。

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著者プロフィール

井上祐美子
姫路市生まれ。神戸大卒。『長安異神伝』『桃花源奇譚』
などで人気を博した後、本格的な中国歴史小説に取り組み、『桃夭記』で吉川英治文学新人賞候補となる。『五王戦国志』『非花』『海東青 摂政王ドルゴン』『臨安水滸伝』『公主帰還』『紅顔』『朱唇』『青天 包判官事件簿』ほか著作多数。

「2022年 『新装版 桃花源奇譚4 東京残桃夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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