- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784124034950
作品紹介・あらすじ
確立されたスタイルと、全くのオリジナリティをもって、鋭く重く、既成の文学シーンに切り込んだ稀有の作家レイモンド・カーヴァー。確かな才能を明示する、そのデビュー短篇集から十三篇を収録。
感想・レビュー・書評
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この人は絶望の風景を描くのがバツグンに上手いと思う。
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起承転k…
くらいの後味が残るも、その全てを語らないところに味わいがある。余白の多いプレゼン資料が見やすいように。
全部好きだったのだけれど、とくに「隣人」を読んでる時に感じた高揚感が、ディズニーに行った時のそれと同じ。富豪ごっこって、たとえ一時であれどすごく高まりません?終わり方にもそれ故の要素があって、しくじってるけれどハプニングすら楽しい。
決して派手じゃなく、シュールな物語に、こんなにも強いインパクトを残せるレイモンドカーヴァーが素敵すぎる。静かな興奮。私の好物です。 -
サマースティールヘッドの衝撃
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①文体★★★★☆
②読後余韻★★★★☆ -
久しぶりにカーヴァーが読みたいなと思い借りる。カーヴァーの小説はやっぱりリズム感が心地よい。
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どの家庭にも多かれ少なかれある絶望。かなしくはなくただ平然とそこにあるもの。
大聖堂を先に読んでいて「前の作品のように読者を突き離さない」という比較が気になり読んでみたら本当に毎度突き放された。大聖堂には希望がある。
サマースティールヘッドは対峙する人によって子どもでもあり男でもあり兄でもありという思春期の描き方すごい。あとはぱーっと読んでしまった -
ちょっと淡々とし過ぎている印象。本棚に置いといて、なんとなく一編読む、くらいの読み方が良いのかも。
でも、だからといってめちゃくちゃ読みやすい訳でもない…気分の問題? -
読みやすい。ふわっとおもしろい。
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カーヴァーの処女短編集から、前半の13編を収録したもの。翻訳は村上春樹。
それなりに面白い話もあれば、すごく短くて訳が分からないものもある。アメリカで何か賞を受賞したらしいので、自分には理解出来ない部分が多いのだと思う。
歪で生々しい感じはブコウスキーっぽい気がした。あっちが影響受けてるのか。それとGuided By Voicesってバンドのアルバムっぽい雰囲気もあった。
とりあえずカーヴァーの短編集は全部読んでみようと思う。
レイモンド・カーヴァーの作品





