死戦の太平洋 2: レッドサンブラッククロス (C・Novels 54-8)

著者 : 佐藤大輔

• 中央公論新社 (1999年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[蒼月さんの感想 · 2018年8月29日]

船団を襲撃するＵボート群。それに応戦する護衛艦艇群。両軍が智謀を駆使する北太平洋。沈み逝く駆逐艦や商船。そしてＵボート。死戦の先の悲劇…。
汝ラ、カレラヲ忘ルルコトナカレ。という本文中の一文に集約されますね。

北米戦線は中央部まで侵攻した独逸軍は作戦目標を制圧。そして西海岸主要都市への核攻撃に踏み切る
一方、潜水艦による北米戦線への海上輸送路への損害が積み重なれば戦争継続は早期に不可になると判断する真田少将。根本的な解決策に乗り出す
主要キャラ三人が関わる新編の第八艦隊は着々と戦備を充実させつつあった…

著者プロフィール

佐藤大輔
1964年4月、石川県生まれ。ゲームデザイナーを経て作家となる。戦略シミュレーション小説に独自の世界を切り開き、ミリタリーＳＦなどでも活躍。著書に『征途』、「レッドサンブラッククロス」シリーズ、「皇国の守護者」シリーズ、「地球連邦の興亡」シリーズ、「エルフと戦車と僕の毎日」シリーズ、『帝国宇宙軍』など多数、コミック原作に「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」ほかがある。2017年3月、死去。

「2023年 『凶鳥〈フッケバイン〉／黙示の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」