スカーレット・ウィザード 4 (C・NovelsFantasia か 1-26)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125006833

感想・レビュー・書評

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  • 面白いよ。
    相変わらず、駅を降り損ねるぐらい面白い。

    ケリーの過去の設定も、
    ジャスミンの身体の設定も、
    面白い。
    でもそのわりには、人としての深みがちと足りない。
    複雑性とでもいうか。

    意外なところで死人が出たのに、
    驚いた。

  • 再読ー。

  • 【図書館本】ここまで一気に読めてしまう小説というのも久しぶりな気がする……。 クーア夫妻が最強(凶?)すぎる! 今回は両者とも怒髪天を突いたので、迫力あったなぁ。“こちら側”の世界にいるのに、恐怖を感じたもの。さすが。二人の喧嘩は周りにとって大迷惑w デル戦のあの夫婦よりも色々大変なんじゃないか……? 最終巻と外伝ががぜん楽しみだ!

  • 読了。

  • 黒ゴジラのお仕置きはとことん続く。
    援護する赤ゴジラ。
    その後しみじみの怪獣たちに大事件。
    赤大爆発。

    (2005年08月15日読了)

  • 10/10/10 再読完了。
    女王と海賊、又は赤いゴジラと黒いゴジラがぎゃおーと吼えまくる第四話。

    旦那を拉致した犯人に怒り頂点な奥様は当然殺る気満々。
    しかし、犯人が彼の地雷を思いっきり踏み抜いてしまっていたため
    それ以上にぶち切れていたのが旦那さまの方。

    一見大人しそうに見えたとしても
    こういう人だけは怒らせちゃいけません、の典型のようなお話でした。
    でもそんなお馬鹿な犯人は無駄にしぶとかったなーw

  • シリーズ通しておもしろい。
    本格的におもしろくなってきたのは、やはり一冊完結でなくなってからかな。
    ふたりの、「言ってることはお互い正しいんだけど、あんたたちお互いに常識から外れてるから、それは常識じゃない」っていう噛み合わなさが好き。

  • ケリーの過去。…まあ、何もなくて海賊にはならないでしょうが、それにしても重いです。
    これだけの過去を抱えていながら現在笑えるのは、乗り越えてきた証拠なのでしょうが、強いですね。
    ただ、もう、クーア財閥の副総帥でいることには無理があるなと思いました。
    決定的に、立つ場所が違う。そういうことなのだと。
    それでも、ケリをつけてクーア・キングダムに帰り着いてみれば、今度は息子が誘拐されています。しかも、その際の被害者…うわー、思い切りよく殺すもんだな、とまず感心。主人公の身近な人間が、こうもあっさり殺されるとは予想外でした。全員ではないにせよ。
    某田中氏ではあるまいし、まさかこんな展開になろうとは。最終戦突入って感じですね。
    …ところで、微笑ましいはずの、
    『待ってろよ。ダニエル。すぐにお母さんが迎えに行ってやるからな』
    『忘れるなよ。お父さんも一緒だぜ』
    が妙に怖いのは私だけでしょうか。

  • 登場人物の呼び名が本当に多い。

  • スカウィ4巻はまるまるケリーの過去がテーマな感じです。
    ケリーの過去はもちろん大注目なのですが、この巻で注目していただきたいのは別の所にあります。
    ケリー、ジャスミン、そして情報管理長のメルヴィンの3人が話をする「好奇心」についてです。
    ケリーの「好奇心の強い人間」についての考えに唸らされました。
    一部抜粋をば。「例えば医者だ。珍しい症例の患者が出たら、奴らは途端に目の色を変える。患者はただ病気を治して欲しいだけなのに、研究を続けてる間は治ってしまったら困るなんて思っている。たまりかねた患者が別の病院に移ると言おうものなら、力づくで阻止する」

    なんだろう?徹底的な「十人十色」の考え方って言うのですかね?
    自分に信念があるように他の人にもその人なりの信念や考えがあり、それを最大限に尊重、尊守する…
    そういった考え方をするからケリーを始めとする茅田作品のメインキャラクターたちはとても魅力的なんだと考えてみる。

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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