スカーレット・ウィザード 4 (C・NovelsFantasia か 1-26)
- 中央公論新社 (2000年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125006833
感想・レビュー・書評
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面白いよ。
相変わらず、駅を降り損ねるぐらい面白い。
ケリーの過去の設定も、
ジャスミンの身体の設定も、
面白い。
でもそのわりには、人としての深みがちと足りない。
複雑性とでもいうか。
意外なところで死人が出たのに、
驚いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読ー。
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【図書館本】ここまで一気に読めてしまう小説というのも久しぶりな気がする……。 クーア夫妻が最強(凶?)すぎる! 今回は両者とも怒髪天を突いたので、迫力あったなぁ。“こちら側”の世界にいるのに、恐怖を感じたもの。さすが。二人の喧嘩は周りにとって大迷惑w デル戦のあの夫婦よりも色々大変なんじゃないか……? 最終巻と外伝ががぜん楽しみだ!
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読了。
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黒ゴジラのお仕置きはとことん続く。
援護する赤ゴジラ。
その後しみじみの怪獣たちに大事件。
赤大爆発。
(2005年08月15日読了) -
10/10/10 再読完了。
女王と海賊、又は赤いゴジラと黒いゴジラがぎゃおーと吼えまくる第四話。
旦那を拉致した犯人に怒り頂点な奥様は当然殺る気満々。
しかし、犯人が彼の地雷を思いっきり踏み抜いてしまっていたため
それ以上にぶち切れていたのが旦那さまの方。
一見大人しそうに見えたとしても
こういう人だけは怒らせちゃいけません、の典型のようなお話でした。
でもそんなお馬鹿な犯人は無駄にしぶとかったなーw -
シリーズ通しておもしろい。
本格的におもしろくなってきたのは、やはり一冊完結でなくなってからかな。
ふたりの、「言ってることはお互い正しいんだけど、あんたたちお互いに常識から外れてるから、それは常識じゃない」っていう噛み合わなさが好き。 -
登場人物の呼び名が本当に多い。
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スカウィ4巻はまるまるケリーの過去がテーマな感じです。
ケリーの過去はもちろん大注目なのですが、この巻で注目していただきたいのは別の所にあります。
ケリー、ジャスミン、そして情報管理長のメルヴィンの3人が話をする「好奇心」についてです。
ケリーの「好奇心の強い人間」についての考えに唸らされました。
一部抜粋をば。「例えば医者だ。珍しい症例の患者が出たら、奴らは途端に目の色を変える。患者はただ病気を治して欲しいだけなのに、研究を続けてる間は治ってしまったら困るなんて思っている。たまりかねた患者が別の病院に移ると言おうものなら、力づくで阻止する」
なんだろう?徹底的な「十人十色」の考え方って言うのですかね?
自分に信念があるように他の人にもその人なりの信念や考えがあり、それを最大限に尊重、尊守する…
そういった考え方をするからケリーを始めとする茅田作品のメインキャラクターたちはとても魅力的なんだと考えてみる。