パウロの神秘論: 他者との相生の地平をひらく

著者 : 宮本久雄

• 東京大学出版会 (2019年12月23日発売)

作品紹介・あらすじ

二度にわたる大戦や今も続く紛争，大量難民の発生など，現代のわれわれがその只中にあってもつ危機意識は，パウロが直面した当時の彼の「今」の終末論的危機意識とも重なる．パウロはその危機に対し，イエス・キリストを通じて開示された神の愛のプラン，すなわちパウロにとっての「神秘」を生きることによって闘った．時代の閉塞と危機を突破しうる鍵としてのその「神秘」は一体どのような内実と性格をもつのか．他者との相生の地平を創造するパウロ神秘論の核心をひらく．

感想・レビュー・書評

[東京工業大学リベラルアーツ図書室さんの感想 · 2022年10月26日]

2022I029 193.71/Mi
配架場所：Ｃ１

著者プロフィール

東京純心大学看護学部教授、同大カトリック文化センター所長／東京大学名誉教授

「2019年 『パウロの神秘論』 で使われていた紹介文から引用しています。」