形と動きの数理: 工学の道具としての幾何学

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130613071

作品紹介・あらすじ

ロボットを効率よく動かすためには? コンピュータに絵を理解させるためには? 役立つ数学の宝庫,「数理工学」.本書では,私たちの身近にあるさまざまな形と動きを素材に用いて,その技法と有用性についてていねいに解説する.

感想・レビュー・書評

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  • 【図書館報「みずもと」第29号(2009)による紹介】

    本書は、著者が講義した内容を収めた短編集形式である。第1部は「形と動きを理解する」と題して、5つの小編があり、第2部は「形と動きを作りだす」と題して、8つの小編がある。いずれの話題も副題にあるように、特に幾何学を用いた数理工学に関してのお話である。図が豊富にあるので内容は分からなくても図を見ているだけでも楽しめるし、身近にある「形」を研究するために、どのように数学を使うのかを垣間見られる本ではないだろうか。数学を使い、論理的・定性的に物事を研究することは工学からでも必要であろう。なぜ数学が必要なのか、なぜ数学を学ばなければいけないのか、なぜ微積や線形が必要なのか、本書を眺めながら考えてみるのも良いかもしれない。

    高橋 雅朋(ひと文化系領域)

    図書館の所蔵状況はこちらから確認できます!
    http://mcatalog.lib.muroran-it.ac.jp/webopac/TW00328816

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著者プロフィール

1948年生まれ。名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻助教授、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授などを経て,09年より明治大学研究・知財戦略機構特任教授、東京大学名誉教授。専門は数理工学。主著に『理科系のための英文作法』(中公新書)『形と動きの数理』(東京大学出版会)『だまし絵のトリック』(同人選書)『大学教授という仕事』(水曜社)など。

「2011年 『夢をかなえるレッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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